「スペンサー ダイアナの決意」貴重なメイキング写真 クリエイター陣のこだわりに注目
2022年10月17日 18:30
クリステン・スチュワートがダイアナ元皇太子妃を演じた「スペンサー ダイアナの決意」のメイキング写真が披露された。
「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」のパブロ・ラライン監督がメガホンをとった本作は、ダイアナ元妃がその後の人生を変える決断をしたといわれる1991年のクリスマス休暇の3日間を、静謐かつ繊細なトーンで描く。10月14日から公開され、3日間で約3万人を動員。週末のランキングでは、洋画実写動員1位の好スタートを切った。
映画のメインのロケ地となったのは、イギリスではなくドイツにある英国調の古城ホテルの「シュロスホテル クロンベルク」。建物内部のシーンの大半はノルトキルヒェン城という宮殿で撮影された。イギリスでの撮影は不必要なメディアの注目や余計な詮索が懸念されたため、ドイツで決行することとなり、メイキング写真では伸び伸び撮影に励むスチュワートやスタッフたちの姿を見ることができる。
美しい装飾品や衣装も注目されており、プロダクションデザインを務めたガイ・ヘンドリックス・ディアスは「バッキンガム宮殿が映画の舞台だったら、誰もが見たことがあると思うけれど、サンドリンガム・ハウスに関しては調べることはできても、どんな建物か知っている人は少ない。そのため、実物に忠実であることに捉われ過ぎずにセットをデザインすることができた」と振り返る。
さらに、ディアスは「普段現場で私がキャストと関わる機会はほとんどないけれど、本作は今までのどの現場にもなかったとても不思議な感覚があった。クリステンがセットに入って初めて、セットが完成したように感じた」と語っている。
「スペンサー ダイアナの決意」は公開中。10月20日には、タレントの王林、英国王室研究家のにしぐち瑞穂が登壇するイベントの開催が決定した。
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