尾野真千子、自分の弱さ「最近、気づいた」 イメージとのギャップに苦笑いも
2022年10月8日 14:30

女優の田中裕子が10月8日、東京・テアトル新宿で行われた主演作「千夜、一夜」の公開記念舞台挨拶に、共演する尾野真千子、安藤政信、久保田直監督とともに登壇した。企画から8年の歳月を経て封切りを迎え、「過ぎ去った年月を千夜に例えれば、今日は一夜。お部屋に帰り、明かりをつけて、ふとこの映画を思ってくださる。そんな一夜でありますように願います」と客席に呼びかけた。
日本全国で年間約8万人にも及ぶという「失踪者リスト」に着想を得て製作したヒューマンドラマ。北の離島にある美しい港町を舞台に、愛する人の帰りを待つ女性たちに待ち受ける運命を描き出す。田中が30年前に突然姿を消した夫の帰りを待ち続けている主人公の登美子を演じている。
開催中の釜山国際映画祭の「ニューカレンツ・コンペティション部門」に正式招待され、現地入りしていた久保田監督は昨日、帰国したばかり。「上映が終わったのは夜10時過ぎなので、お客様はお帰りになると思っていたら、多くの方々に残っていただき、たくさんの質問をいただいた。(時間オーバーで)強制的に終わりになるほどで、とても良かった」と現地の盛り上がりを報告した。
2年前に失踪した夫を捜す奈美を演じた尾野は、「裕子さんとは一度ご一緒させていただき、やり残したことがあるなと思っていた」とかつてのドラマ共演を振り返り、「今回は面と向かって、やり合うシーンもあるんですよ。これで自分のモヤモヤが晴れるかなと……」と再共演にかけた思いを告白した。
また、弱さを見せる役どころに挑み、「私、とても弱いですね。ご存じない?(笑)」とパブリックイメージとのギャップに苦笑いし、「自分でも強いんだと言い聞かせていたんですけど、『あっ、私って弱いんだ』と最近気づいて。そういう年頃になりました。はい、弱いです」と本音を明かした。
そんな尾野について、田中が「宿への帰り道、野原で虫を取っている女の子がいて、よく見たら、真千子ちゃんでした。後で聞いたら、お花を摘んでいたみたいです」とロケ地・佐渡での様子を明かす場面も。安藤は失踪してしまう奈美の夫・洋司を演じ、「田中さんとのシーンがメインでしたが、まるで魔法にかかったように、すべてを見透かされている感覚。初めての体験で強烈でした。『だんなさん』というセリフを噛みましたからね。相当緊張していた」と話していた。
(C)2022 映画「千夜、一夜」製作委員会
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