「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」のテーマは家族! プロデューサーが来日し、若い観客に向けたシリーズ構想を明かす
2022年10月4日 13:45

ジェームズ・キャメロン監督の最新作「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」の来日映像プレゼンテーションが10月4日、東京・丸の内ピカデリー ドルビーシネマで行われ、長年にわたりキャメロン監督を支えるプロデューサーのジョン・ランドーが出席。約22分間の3Dフッテージ映像が上映されたほか、ランドーから撮影の舞台裏や作品にこめたメッセージが明かされた。
最新作の舞台は、社会現象を巻き起こした前作「アバター」から約10年後。地球からはるか彼方、惑星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は、ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、家族を築くが、再び人類がパンドラに現れたことで、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せることになる。
「続編のテーマは家族です。幸せな時間が過ぎ去ったとき、犠牲を払いながらもいかに生きていくかが描かれています」と語るランドーは、劇中で躍動するジェイクの子供たちにも触れ、「彼ら若い世代が、アイデンティティを模索しながら、生きる目的を探す旅も大きなテーマになっています」と力説。「彼らは今後続くシリーズにも登場し、家族の絆を深めながら、惑星の平和のために戦います。若い観客にとっては、インスピレーションを与える憧れのキャラクターになるはずです」と全5部作とされるシリーズの構想も明かした。
前作で、役柄としては命を落としたはずのシガニー・ウィーバーが、ジェイクの養子・キリを演じていることも話題を集めており、「キリは14歳のキャラクター。シガニーの演技をモーションキャプチャーで取り込み、表現されています。つまり、彼女が14歳の少女になりきって演技をしてくれているのです」と本作ならではの舞台裏が明かされる場面も。最新技術を駆使し、水中でのモーションキャプチャーも可能となり「訓練を重ね、シガニーも約6分間の潜水ができるようになった」と話していた。
盟友であるキャメロン監督については、「ジムは監督だけではなく、脚本家としての観点を持っており、それが演出のときにも活かされている。何事にも必ず“テーマ”があるのです」と指摘し、「現状に満足せず、常に挑戦と改良を重ねる姿勢が、周囲のモチベーションを高め、極限にチャレンジできる環境を作ってくれます」。同時に苦労も多い様子で「だから白髪が多いんだよ」とジョークも飛び出した。
また、キャメロン監督がこだわり続ける“水”への思いには、「不思議なエネルギーを秘めた水は、ときに生命を生み出し、ときに奪い去るもの。水の重要性がますます高まるなか、彼自身の水に対する探求心は衰えを知りません。水こそが、彼にとって人生の哲学なのです」と代弁。コロナ禍を経て、再び劇場に客足が戻りつつある今こそ「この作品を大きなスクリーンで楽しんでもらう絶好のタイミング」だと語り、「特に若い世代に、一緒に映画を共有し、見終わった後に会話を弾ませる。そんな体験をしてほしいと思います。それはジムも同じ気持ちです」とアピールしていた。
「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は、12月16日から全国公開。
フォトギャラリー

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)