アレハンドロ・G・イニャリトゥ新作「バルド、偽りの記録と一握りの真実」予告披露 11月一部劇場で公開決定
2022年9月29日 10:00

アカデミー賞監督賞受賞「レヴェナント」「バードマン」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作で、本年度ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出された「バルド、偽りの記録と一握りの真実」(12月16日Netflix独占配信)の日本版予告編(https://youtu.be/1E0xK3fvrfg)が公開された。
本作は、イニャリトゥ監督による自叙伝的なノスタルジック・コメディ。ある男の壮大な心の旅路をテーマで、ロサンゼルスを拠点に活躍する著名なジャーナリスト兼ドキュメンタリー映画製作者の主人公シルベリオ・ガマ(演:ダニエル・ヒメネス・カチョ)が、国際的な賞を受賞することが決まり、母国であるメキシコへと旅立つ場面から始まる。
予告編では、シルベリオが自らの過去にあらゆる問題の答えを求めて、思いを巡らせる様子が切り取られている。生まれたての子供、舞台に立って何かを叫ぶシルベリオ、人々が山積みになる中で一人ポツンと立ちすくむ姿など、断片的な描写が次々と映し出される。シルベリオは、母国へ帰る何でもないはずの旅の中で、自らの内面や家族との関係、そして自らが犯した愚かすぎる“過去”などの問題と向き合いながら、生きる意味を見つけていく。濃密かつ感動的な心の旅路を美しい映像とともに描く、壮大で没入感のある物語だ。監督の故郷であるメキシコで撮影も行われ、自伝的要素が多いとされる本作は、イニャリトゥ監督の集大成的な作品になることも期待されている。
イニャリトゥ監督は、「数年前から私は自分の過去を遡ってみたり、内側から探索したりするようになりました。どの道も捉えどころがなく、まるで迷路のようです。前もってお伝えしておくと、私は今でも自分の過去に絶対的な真実を見つけることはできていません。ただ、そこには現実と想像の間の旅、つまり"夢"があるだけです。夢は、映画と同じように、リアルに見えても真実ではありません。本作は、その境界が判然としない2つの幻影の間における旅の記録です」と語り、監督自身が試みた過去の自分と向き合う経験がテーマとして落とし込まれていることを明かしている。
なお、本作は、第35回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門で上映されることも決定しており、11月より一部劇場でも公開される。
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