実話をもとに、チャイ売りの少年と映画の出合いを描く「エンドロールのつづき」23年1月公開 特報&ポスター披露
2022年9月15日 12:00

世界各国の映画祭で喝さいを浴びたインド映画「Last Film Show(原題)」が、「エンドロールのつづき」の邦題で2023年1月20日より新宿ピカデリー他で全国公開される。予告編とポスターが披露された。
本作は、チャイ売りの少年が映画と出合い、やがて世界で活躍する映画監督になるというパン・ナリン監督自身の実話を映画化。トライベッカ映画祭をはじめ世界中の映画祭で5つの観客賞を受賞したほか、バリャドリード国際映画祭ではインド映画として初めて最高賞にあたるゴールデンスパイク賞に輝いた。
9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、信仰するカーリー女神の映画は特別で、家族で映画館へ行くことに。そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。映画に魅了されたサマイは、再び映画館に忍び込むが、チケット代が払えずつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルは、料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画を見せることを提案をする。サマイは映写窓から見る映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめる。
現代版「ニュー・シネマ・パラダイス」との呼び声も高い本作には、リュミエール兄弟、スタンリー・キューブリックらパン監督が敬愛する巨匠たちへのオマージュがちりばめられ、観客が一体となった映画館、スパイスたっぷりの手料理、陽気な音楽とダンスなど、どこか懐かしいインドの魅力がたっぷりと詰め込まれている。大きな夢を抱く主人公サマイ役は、3000人の中から選ばれた新星バビン・ラバリが演じた。
特報では、チャイ売りを手伝うサマイが父親に「父さんのような負け犬になるなよ」と声を掛けられるシーンに続いて、サマイが映画に魅了される様子が描かれる。ポスターは、スクリーンを笑顔で見つめるサマイを映写機の光が照らすカットと、夕暮れの街に浮かび上がる映画館のネオンを映したカットを組み合わせたデザインとなっている。
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