「ヘルドッグス」のクセ強キャラ 岡田准一、坂口健太郎らのお気に入りは?
2022年9月14日 14:00
原田眞人監督作「ヘルドッグス」のイベントが9月13日、都内で行われ、主演の岡田准一をはじめ、坂口健太郎、MIYAVI、金田哲(はんにゃ)、吉原光夫が登壇した。岡田らは、上映後の会場にサプライズで訪れ、観客から大きな拍手で迎えられていた。
岡田と原田監督が「関ヶ原」「燃えよ剣」に続き3度目のタッグを組んだ本作は、深町秋生氏の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)を映像化。岡田は正義も感情も捨て、腕っぷしひとつで関東最大のヤクザ組織「東鞘会」に潜入し、のし上がる元警察官・兼高昭吾を演じている。
お気に入りのキャラについてのトークが始まると、岡田は「潜入捜査をしている役柄だったけど、思わぬところで男同士の絆とか愛とかが感じられるようになっていって。現場でも役柄的に表情とか隠さないといけない事が多かったので大変でした」と複雑な関係性を紐解きつつ、好きなキャラクターは吉原が演じる熊沢と発表。「安心感がありつつセクシーさもあって素敵なキャラだな、と思っていました」と理由を明かすと、MIYAVIも「僕も同じです。アドリブもどんどん膨らませてくるし、セッションしているような現場で楽しかったです」と撮影秘話を披露。
坂口は、MIYAVIが演じた十朱がお気に入りだといい、「カリスマ性とかスター性とかすごいかっこいいですよね」と、MIYAVIならではの魅惑的な雰囲気を絶賛。MIYAVIは役柄的に岡田、坂口と密にコミュニケーションを取れなかったようで、「岡田さん、坂口さんが仲良く筋トレしてていいなぁと。僕はずっと手袋してるんだけど、それがムレムレだった事しか……」と明かすと、岡田は「『すごいムレてるんだよね』と話しかけてくれたのが最初でしたよね(笑)」とエピソードを明かしていた。
金田は撮影でも直接対峙することの多かった兼高(岡田)をチョイス。「敵対してきたからこそ分かると思うんですけど、ピュアすぎだし、強すぎだし、日に日に色気が増していって、最後には彫り深すぎてもう黒かったです」と冗談交じりに兼高の魅力を熱弁。岡田は「役的にも現場でずっと見られていて、時々目が合うと照れてたよね?」と裏話を暴露すると、金田は「もうなんかオスとしてドキドキしちゃって。(目があっても)何でもない!って言って走って逃げたりしちゃってました」と乙女のようなエピソードを明かしていた。
吉原は、熊沢の妻・佐代子(赤間麻里子)をお気に入りキャラとして挙げ「初めて会った時からリーゼントだったんですけど、その姿がすごく自然で。あんなにリーゼントとサングラスを自然に身につけられる人いないな、と。愛おしくなってしまいました」と、妻を愛する劇中の熊沢のような姿を見せていた。
最後に、岡田は「この映画を見た皆さんは、きっと今日夢に見ますよ。また食べたくなってクセになるような作品です。また会いたくなったら、ぜひ劇場に足を運んでください」と映画をアピールしつつ、「皆さんはこの映画を見れますか? 浴びれますか?」と問いかけて、トークイベントは幕を閉じた。
「ヘルドッグス」は9月16日から全国公開。
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