最悪な日常を飛び出して、夢のバカンスへ…ちょっとおバカなガールズムービー「Never Goin’ Back」12月公開
2022年9月8日 17:00
2018年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされ、A24が北米配給した「Never Goin' Back」が、「Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック」の邦題で12月公開される。
監督のオーガスティン・フリッゼルは、女優としては15年以上ものキャリアを持ち、本作で長編映画監督デビューを果たした。続く2作目は日本では Netflixで配信されている「愛しい人から最後の手紙」。テキサス州ダラスで育ったフリッゼル監督は、15歳で両親に捨てられたも同然で、毎月の家賃の当てもなく、友人と一緒に困難な暮らしを送ってきたことから本作の着想を得た。夫で映画監督のデビッド・ロウリー(「グリーン・ナイト」「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」)と出会い、短編映画を制作するようになり、あの暗黒時代を笑い話に変えようと本作を作り上げた。
主演はマイア・ミッチェルとカミラ・モローネ。マイアは撮影当時24歳と若手の分類に入るが、ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの「ティーン・ビーチ・ムービー」や、同時期に公開されたティモシー・シャラメ主演の「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」の出演などで注目を浴びる長いキャリアを持つオーストラリア出身の実力派。またレオナルド・ディカプリオとの破局報道が記憶に新しいカミラ・モローネは、VOGUE誌の表紙も飾ったモデルで、ブルース・ウィリス主演の「デス・ウィッシュ」などにも出演している。
高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人と4人で共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。だが、ジェシーの誕生日に一週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃を支払わなければならないお金で2人分の夢のチケットを購入する。不足分の家賃を稼ぐために無茶苦茶な追加シフトを入れたものの、家に泥棒が入り、兄のせいで刑務所に入れられ、誤って大麻入りクッキーを食べてハイになり、挙句の果てにバイトもクビ寸前……。憧れのバカンス、テキサスのリゾートビーチへ無事に辿り着くことは出来るのか――?
12月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。