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太宰治「斜陽」執筆75周年記念、「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」公開 宮本茉由&安藤政信のメインビジュアル披露

2022年8月30日 12:00

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かず子を演じる宮本茉由と自堕落な作家上原を演じる安藤政信
かず子を演じる宮本茉由と自堕落な作家上原を演じる安藤政信
(C)2022 「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」製作委員会

1947年に出版され“斜陽族”と流行語にもなった太宰治の名著「斜陽」執筆から75周年を記念した映画「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」が、10月28日からTOHOシネマズ甲府先行、11月4日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国で公開される。このほど、主演の宮本茉由と安藤政信の2ショットをとらえたメインビジュアルが披露された。

敗戦後の昭和20年、没落貴族となった上、父を失ったかず子とその母、都貴子は生活の為に本郷西片町の実家を売って西伊豆で暮らすことになった。そんな折、戦地で行方不明となっていた弟の直治が帰還するとの知らせが入ると、母は「歳の離れた資産家に嫁いだらどうか」とかず子に話す。激怒したかず子は「鳩のごとく素直に、蛇のごとく慧かれ」というイエスの言葉とともに6年前の出来事を想いだす。まだ学生だった直治が師匠と仰ぐ中年作家、上原二郎との出会いである。それは一夜の恋心の目覚めだった。

古い道徳とどこまでも争い“太陽のように生きる”道ならぬ恋につき進んでいく27歳のかず子役に、「第1回ミス美しい20代コンテスト」審査員特別賞を受賞、映画デビューにして初主演の宮本茉由。最後の貴婦人の誇りを持ちながら結核で死んでいく母・都貴子に水野真紀。貴族の血に抗いながら麻薬と酒に逃げ破滅していく直治に期待の若手の一人である奥野壮。太宰自身を投影した無頼な生活を続ける売れっ子作家上原を安藤政信が演じる。

メガホンをとったのは、甲府市出身の故・増村保造監督の助監督を務めていた近藤明男。増村監督と脚本家の白坂依志夫が遺した「斜陽」草稿脚本を元に本作の脚本を仕上げた。


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