完璧な街が舞台の“ユートピアスリラー” オリビア・ワイルド監督×フローレンス・ピュー主演作、11月11日公開
2022年8月26日 12:00

「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のオリビア・ワイルド監督の長編2作目で、フローレンス・ピューとハリー・スタイルズが共演した「ドント・ウォーリー・ダーリン(原題)」が、「ドント・ウォーリー・ダーリン」の邦題で、11月11日に公開されることが決定した。同作は、完璧な生活が保証された街ビクトリーを舞台にした“ユートピアスリラー”。あわせて、日本版の予告編とポスターもお披露目された。
一度きりの青春を新しい視点で切り抜き、エネルギーに満ちた少女ふたりの友情を描いた「ブックスマート」で長編映画監督デビューを果たし、批評家から「青春コメディ映画の革命」と絶賛されたワイルド監督。本作では、前作と打って変わり、理想の街に住む主人公アリスの周りで、“不気味な現象”が起こるスリラーを紡ぐ。製作・配給権をめぐり、ハリウッドの多くのスタジオが争奪戦を繰り広げた。
完璧な街ビクトリーで、アリスは愛する夫ジャックと平穏な日々を送っていた。街のルールは、「夫は働き、妻は専業主婦でなければならない」「パーティには夫婦で参加しなければならない」「夫の仕事内容を聞いてはいけない」「街から勝手に出てはいけない」。ある日、アリスは隣人が赤い服の男たちに連れ去られるところを目撃。それ以降、彼女の周りで、頻繁に不気味な出来事が起きるようになる。精神が乱れ、周囲からも心配されるアリスだったが、やがて街の存在に疑問を持ち始める。
「ミッドサマー」「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」など話題作が絶えないピューがアリス、イギリスのボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーとして活躍し、「ダンケルク」で俳優としても高く評価されたスタイルズが、アリスの夫ジャックを体現。「ワンダーウーマン 1984」のクリス・パイン、「エターナルズ」のジェンマ・チャンらが共演し、ワイルド監督自身も出演している。
予告編では、ジャックを仕事へと送り出し、彼が家を空けている間、家事に勤しむアリスを活写。理想の生活、理想の家、そして理想の夫――アリスは、満ち足りた生活を送っているはずだった。しかし、アリスは次第に幻覚を見るようになり、エスカレートしていく狂気に惑わされていく。空っぽの卵、墜落する飛行機、鏡に頭を打ちつける女性など、不穏なカットが連続。ジャックの「ふたりの人生が台無しになる」、アリスの「もうここには居たくない」という言葉が意味深に響いている。
ポスターは、ベッドに横たわり、幸せをかみしめるアリスとジャックを写す。そんなふたりを見つめているかのように、力強い眼差しを投げかけるアリスと、「『現実』か『悪夢』か――」というコピーが切り取られている。
「ドント・ウォーリー・ダーリン」は、第79回ベネチア国際映画祭(8月31日~9月10日開催)のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品されることが決まっており、9月5日(現地時間)にワールドプレミア上映される。ワイルド監督は本作を、「想像力の限界を押し広げる映画へのラブレター」と表現し、ベネチア国際映画祭への出品を目標に掲げていたといい、夢を実現させる結果となった。さらに、第35回東京国際映画祭(10月24日~11月2日開催)のガラ・セレクション部門での上映も決定している。
「ドント・ウォーリー・ダーリン」は、11月11日に公開。PG12指定。
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