トップクリエイター・丹治匠、“ポンコツロボ”のかわいらしさを追求 「TANG タング」制作秘話

2022年8月12日 12:00

愛くるしい!
愛くるしい!

ゲーム三昧で妻に捨てられたダメ男と記憶をなくしたロボットの冒険を描く「TANG タング」が、8月11日から公開された。主演の二宮和也をはじめ、満島ひかり市川実日子武田鉄矢といった錚々たる顔ぶれが揃った本作のなかでも一際大きな存在感を放っているのが、二宮演じる健と出会うポンコツロボットのタング。SNSなどでは、愛くるしいビジュアルと、一生懸命動くタングに心を掴まれたという声が上がっている。

タングのキャラクターをデザインしたのは、「るろうに剣心」「シン・ゴジラ」のイメージボードを担当し、「秒速5センチメートル」や「君の名は。」など新海誠監督作品の美術も数多く手掛けてきたクリエイター、丹治匠。「タングはメインのキャラクターなので、デザインを妥協するわけにはいかないという気持ちをみんなが持っていました」と話すように、丹治は約1年をかけて、三木孝浩監督をはじめとする製作陣と話し合いを重ね、100以上のデザイン案をブラッシュアップし、完成させた。

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「難しかったのは、『かわいらしさ』をどこに定めて作っていくか。見た目がかわいいだけじゃだめで、動きも含めた総合的なかわいらしさはどういったものなのか。観終えた後に愛おしく感じられるようにするにはどうしたらいいのか? は苦労しましたね」とその難しさを語る。

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そして、デザインを進める上で製作陣を悩ませたのが、タングにどうやって感情を表現させるのかだった。この点について、丹治は「目のデザインも重要でしたし、ロボットならではのものが欲しいということで蒸気を出すといったようなアイデアが生まれていきました」と答えている。さらに、「もちろん、かわいらしければなんでもありなわけではなく、タングはあくまで急ごしらえのポンコツロボット。廃材や車の部品を流用しているしスマートなロボットではないんです」とも。「そんな中で、一つの参考になったのがスクーターのベスパです。ちょっとレトロフューチャーな感じといいますか、古さの中にも懐かしさやかわいらしさがある色、ということでベスパのような薄いグリーンを基調にしました」と、工夫を凝らした制作秘話を明かした。

タングの設定画も公開され、感情の表現方法なども書き込まれている。

(映画.com速報)

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