映画「ワンピース　スタンピード」声優・キャラ・あらすじ　バレット、フェスタ、アン役は誰？

アニメ化20周年を記念して製作された今作は、原作者・尾田栄一郎氏の監修のもと、オリジナルストーリーが描かれました。本記事では、今作の記事を多く掲載してきた映画.comが、主要情報を一挙に紹介。あらすじ、出演声優、ゲスト声優、劇場版オリジナルを含む登場キャラクター、主題歌、見どころなどなど、ぜひ鑑賞のおともにご活用ください！

(C)尾田栄一郎／2019「ワンピース」製作委員会

物語の舞台は、海賊の海賊による海賊のための世界一の祭典「海賊万博」。招待状を手に入れた麦わらの一味は、万博の目玉「海賊王（ロジャー）の遺した宝探し」で世界中の海賊たちとお宝争奪戦を繰り広げることになる。

万博に盛り上がる海賊たち――その裏には海賊万博の主催者ブエナ・フェスタの陰謀があり、海賊を一網打尽にしようと海軍が潜入捜査を開始していた。さらには、元ロジャー海賊団のダグラス・バレットも乱入し、万博は大混乱へと陥っていく。

(C)尾田栄一郎／2019「ワンピース」製作委員会

ルフィらの行く手を阻むのが、原作者・尾田栄一郎氏がデザインした劇場版オリジナルキャラクターのダグラス・バレット。かつてロジャー海賊団で「鬼の跡目」と呼ばれた男で、史上最悪の敵としてルフィと激突します。

バレットの声を務めた磯部勉さんは、俳優、声優、ナレーターなど幅広く活動されている実力派。声優としては、国内作品のみならず海外のドラマ、映画、アニメの吹き替えも数多く参加され、これまでにハリソン・フォード、メル・ギブソン、ブルース・ウィリスらの吹き替えを担当しています。

(C)尾田栄一郎／2019「ワンピース」製作委員会

海賊万博の主催者として登場するのがブエナ・フェスタ。「最悪の戦争仕掛け人」という別名を持つフェスタは、万博の裏で“ある凶行”に及んでいきます。

演じたのは、ユースケ・サンタマリアさんです（「ゲスト声優」の項目で紹介します）。

万博の主催者フェスタを演じたのは、「ONE PIECE」ファンだというユースケ・サンタマリアさん。出演発表時は「いちファンとしてワンピースが大好きなので、その世界観の中に自分が参加することを想像したことがないんです。それ以上を望んでもいなかったんですけど、狙わなかったのが今回のこの結果に繋がったのではないかな、と。無欲の勝利ですね（笑）」と作品愛あふれるコメントを寄せていました。

万博のアイドル的存在である歌姫アンの声を務めたのは、出演発表当時は「HKT48」の卒業を間近に控えていた指原莉乃さん。小学生の頃から原作漫画の読者で、トラファルガー・ローの大ファンだという指原さんは、発表当時「私が演じさせていただく歌姫アンはかわいくて、ちょっとセクシーな女の子なのでプレッシャーを感じています」と心境を明かしていました。

軽快な実況で海賊万博を盛り上げてくれたのが、万博の司会者ドナルド・モデラート役の山里亮太さん（南海キャンディーズ）。山里さんも熱心な「ONE PIECE」ファンで、公開アフレコイベントでは「ルフィに会えるという夢がかなう反面、作品の邪魔をしたくないという葛藤も。アフレコの前日は、緊張で眠れなかった」と告白。また当時は、女優・蒼井優さんと結婚直後だったため、完成記念イベントでレギュラー声優陣に祝福される一幕もありました。

竹中直人さん（「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」で伝説の海賊・金獅子のシキ、「ONE PIECE FILM GOLD」で元軍人のダブルダウン役とレーサーのホワイトジャック役）が、今作にも出演しています。発表時は「再び『ONE PIECE』に参加する事が出来るなんて！　なんて光栄なことだろう！」と大喜びだった竹中さん。役どころは「映画を見てからのお楽しみ」とのことなので、今回のテレビ放送でも、竹中さんの出演シーンを探してみてください。

さらにYouTuberグループ「フィッシャーズ」が、メンバーにそっくりな「フィッシャーズ海賊団」として参加。アフレコの模様は彼らの公式YouTubeチャンネルで公開されました。またInstagramをきっかけに注目を集めた美女、ロン・モンロウさんも女海兵役で参加しています。

ほか、大塚明夫さん、神谷浩史さん、石田彰さん、千葉繁さん、古谷徹さん、三石琴乃さん、置鮎龍太郎さん、関智一さん、浪川大輔さん、檜山修之さん、立木文彦さんらも参加。超豪華声優陣がどこでどう登場するのか、要チェックです！

(C)尾田栄一郎／2019「ワンピース」製作委員会

主題歌は、3人組ロックバンド「WANIMA」の楽曲「GONG」。メンバー全員が尾田氏と同じ熊本県出身という縁があり、脚本を読み込み、コミックスも読み直したうえで楽曲制作に挑んだという入魂の一曲です。また同曲は、麦わらの一味が“かけ声”で参加しています。

(C)尾田栄一郎／2019「ワンピース」製作委員会

今作の見どころのひとつが、海賊や海軍などの立場を超えた“オールスターによる奇跡の共同戦線”。バレットの乱入によって万博が最悪の事態を迎えるなか、ルフィの一言で、トラファルガー・ロー、ハンコック、バギー、スモーカー、サボ、ロブ・ルッチが共同戦線を張ります。劇場版ならではのスペシャルな展開に対し、尾田氏は「とうとうやっちゃったオールスター映画……!!　ヤベェのできてます!!」と予告内でコメントを寄せていました。

尾田氏が「20周年という名目がなければ僕はこんな映画やらせません」と語っていたほどに、超豪華な内容となっている「ONE PIECE STAMPEDE」。オールスターの共闘という夢の展開のほかにも、シリーズの歴史を彩ってきたキャラクターたちが一挙登場するので、地上波放送でも一瞬たりとも見逃し厳禁です！