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前田敦子は規格外! 三木聡監督が称賛「誰もついてこれないんじゃないかな」

2022年7月20日 22:30

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舞台挨拶の模様
舞台挨拶の模様
(C)2022「コンビニエンス・ストーリー」製作委員会

不思議なコンビニエンス・ストアを舞台にした「コンビニエンス・ストーリー」の完成披露舞台挨拶が7月19日、都内で行われ、成田凌前田敦子六角精児三木聡監督が登壇した。

本作は、映画「インスタント沼」やドラマ「時効警察」シリーズで知られる三木監督による異世界ファンタジー。スランプ中の若手脚本家・加藤(成田)は、ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかるコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込み、妖しげな人妻・惠子(前田)と出会う。

三木監督はキャスト3人について「現場で撮って見ている時と、仕上がっていく時で全然違うんで面白かったですね」と明かし、「成田さんは映画に向き合う姿勢が良くて。この映画を見て迷ったら、成田さんが演じる加藤についていけばいいと。それくらい自己顕示欲やいろんな欲から僧侶のように脱して。そうやって映画に向き合う姿勢が良かった」と語る。

六角については「こんな感じのいい人っぽいけど、かなりの狂気をはらんでいて」、前田については「日本の女優としても規格外なんだと思います。誰もついてこれないんじゃないかなと思ったというのが仕上がった印象。本当に世界レベル。“世界のマエアツ”って、面白いことを言う人みたいですが」とジョークを交えて称賛し、「この映画の成田さんと前田さん、六角さんという組み合わせってかなり奇跡的だと思う」と自信を見せる。

役柄について質問された前田が「何を考えているのか、いまいちわたしも分からなかかった部分もあって」と告白すると、三木監督は「前田さんってそういう演じ方なんですよ。ホン(脚本)の意味とか共感という部分を飛ばしているんだけど、一番本質の部分にスパーッとたどり着くんですよね。さすがセンター、秋元(康)さんもすごいなと。こういうことなのかと思いましたよ。でも、普段話している時はとんでもないことを言っていたりするんですよね。それを成田さんがフォローしたりしていた」と前田の不思議な魅力を熱弁。

最後に、成田は「ずっと憧れていた三木聡さんとここに立てるのがうれしくて。自分が三木さんの作品に出ていることが不思議でしょうがないです。内容としてはコンビニってそうだよな、人ってそうだよな、そしてまず映画ってそれでいいんだよなと感じられる物語です。やはり自分の中で、三木さんの言葉ひとつひとつ、1文字1文字最高だと思っているので。せっかく映画館に来たので、この異世界を楽しんでいただければ」と観客へ向けてメッセージを送った。

コンビニエンス・ストーリー」は、8月5日から東京・テアトル新宿ほか全国で公開される。

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