新人・野岸紅ノ葉を菊池亜希子&吉沢悠が絶賛!
2022年7月9日 19:30

富山県でオールロケが行われた映画「幻の蛍」が7月9日、東京・新宿K’s cinemaで封切られた。主演に抜てきされた野岸紅ノ葉、共演した菊池亜希子と吉沢悠、同県出身・在住で弱冠23歳の伊林侑香監督が、同館で行われた舞台挨拶に臨んだ。
第33回フジテレビヤングシナリオ大賞で佳作を受賞した伊吹一氏のオリジナル脚本をもとに、2021年に富山で撮影を敢行。離ればなれに暮らす姉妹、かなた(野岸)とすみれ(池田埜々耶)が織り成す、ひと夏の物語を描いたハートフルな青春ドラマで、今年3月に開催された第17回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門でも上映され、好評を博した。
6月24日から富山では先行で公開されていたが、満を持しての東京での公開。100人以上が参加したオーディションを勝ち抜き、かなたに扮した野岸は、「フレンドリーで友だちみたいにたくさん話してくださった」と伊林監督への感謝の念をにじませる。また、「私の意見も取り入れてくださる方だったので、私の思うかなたも反映されていて、優しい方だなという印象です」と明かし、撮影を振り返った。

一方の伊林監督は、姉妹役の野岸と池田に撮影前から日記を書くことを提案したという。「かなたがどんな1日を過ごしたか、すみれがどんな1日を過ごしたかっていうのを毎日書いてもらうことによって、好きな色だったり好きな食べ物だったり……、という深いところで役作りをしていただきました」とこだわりを語った。
野岸扮するかなたの父を演じた吉沢は、「最初に脚本を読ませていただいた時に、姉妹の話でひと夏の思い出みたいな内容なので『となりのトトロ』みたいだなと思ったんですね。で、タイトルが『幻の蛍』だったので、『となりのトトロ』と『ホタルの墓』は同時上映だったっていうのを思い返し、すごいエネルギーのある映画になるんじゃないかな? と思いました。その時は仮タイトルだったのですが、そのままにしてほしいと思ってプロデューサーに伝えました」と語った。
演技経験の少ない野岸と池田との共演に関しても、吉沢は「ふたりとも天才女優なんで、やりやすかったです。大人だと、こういう風に見せようかな? という部分があったりしますが、そういうのが全くなかった」と太鼓判。母役の菊池も「試写で観た時も、私が見ていないところでこんな表情をしていたのか? という……。かなたとして存在するということが、どうやったら出来るんだろうなと思っていました」と称え、野岸を照れさせていた。
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