阿部寛、燃え殻原作ドラマ「すべて忘れてしまうから」に主演 ディズニープラスで9月配信
2022年6月23日 07:00

動画配信サービスディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズとして独占配信が発表された「すべて忘れてしまうから」。作家・燃え殻の同名エッセイを、岨手由貴子、沖田修一、大江崇允の監督・脚本で映像化する作品で、主人公のミステリー作家・M役を阿部寛が演じることがわかった。今年9月に配信される。
阿部が演じるのは、現実から逃げたくて書いた小説が、たまたま小さな出版社の目に止まり、大した賞も大ヒット作もないまま小説を描き続けているという地味で主体性がないミステリー作家“M”。阿部にとって、キャリア初の配信ドラマ出演、かつ「まだ結婚できない男」(19)以来となる久々のラブストーリー作品への出演となる。今回の発表に合わせ、“M”が気難しそうにパソコンで原稿を書く姿、猫背気味でどこか自信なさげにバーカウンターに座る場面写真が公開され、阿部の近年の力強いキャラクターとは一線を画す新しい人物像が垣間見える。

阿部が演じるミステリー作家“M”は、5年間付き合った恋人“F”とハロウィンの夜に些細なことで喧嘩をする。何となく連絡を取らないまま3週間ほど経った時、Mは周囲から促され、突如失踪した彼女を探し始める。しかし周囲から語られるFはMの知る彼女とは全く異なるもので、次第にFの秘密があきらかになっていく……。どんなに近しい人にも、自分の知らない顔がある――消えた“彼女”の謎が心を惑わす、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーとなっている。
先月、都内でクランクインを迎えた本作。阿部は初日に「久しぶりに日常を描く作品をやらせていただくので、自分の中で、今の年齢だからこそ、日常の何気なさからくる新たな発見みたいものがどのくらいできるのかな? という自分の内面に新たに挑戦する作品になるかなと思っています」と意気込みを明かす
また、初めて台本を読んだときは「日常の細かいことを主人公が何気ない会話で語っていくことが、自分の心に刺さっているとげのようなものをいつの間にか取り除いてくれるような、そんな心の優しい物語になっていくと思うんです。大きな事件だけでなく、小さなことが特別なことだったりするから、そういうのに気づかせてくれるような作品なんだと思います」と印象を語っている、また、撮影にあたっては「自分としてもあまり今までやったことがない、見たことがない自分が少しでもそこにいてくれるといいなと。できるだけ耳をたてて現場におとなしく存在したいなと思います」とコメントを寄せている。

さらに、ドラマオリジナルロゴも完成。原作のロゴとは別デザインのドラマロゴは、文字の一部が欠けたデザインに。大切な人のことを全て知っているつもりでも、その人との何気ない毎日の一瞬一瞬を、私たちは「すべて忘れてしまう」ことも多く、実際はその人のごく一部しかわかっていないのではないか――そんな作品の内容を表現したデザインとなっている。日本での配信時期は9月、その後世界で順次配信予定。
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