長谷川博己&綾瀬はるか、リトグリの歌声に感動「泣きそうになった」「鳥肌立った」
2022年6月11日 12:55
ノンフィクション作家・高橋秀実の著書を映画化した「はい、泳げません」の公開記念舞台挨拶が6月11日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、出演する長谷川博己と綾瀬はるか、脚本も手がけた渡辺謙作監督が登壇した。
舞台挨拶には女性ボーカルグループの「Little Glee Monster」が駆けつけ、主題歌「生きなくちゃ」を生披露した。長谷川は「元気をもらえる曲。感動しましたね。お三方がハモられたとき、グッと泣きそうになった」と感激した表情。綾瀬も「鳥肌が立ちました。透明感があって力強い歌声が、物語を深いところに連れていってくれる」と話していた。
ある理由から水に顔をつけることに恐怖を覚える哲学講師の小鳥遊雄司(長谷川)と、陸よりも水中の方が生きやすいという風変わりな水泳コーチ・薄原静香(綾瀬)の奮闘を描く。長谷川と綾瀬の共演は、夫婦を演じたNHK大河ドラマ「八重の桜」以来で、映画での共演は初めて。「花束みたいな恋をした」のリトルモアが製作し、6月10日に全国288スクリーンで封切られた。
長谷川は「生きることへの賛歌。ご覧になった皆さんに、少しでも前向きになってもらえれば。近くに勇気づけたい人がいたら、ぜひ薦めてほしい」とアピール。「後半は、なぜ小鳥遊が水恐怖症を克服したいのか、ちょっとサスペンスな雰囲気で、結末を知っていてもワクワクしながら、観客として楽しめた。最後はホワッと感動できる」と語り、「こういうこと、自分で言っちゃダメかな(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
コーチ役の綾瀬は、劇中で長谷川に厳しく接するシーンも「最初は不器用な小鳥遊さんが、反抗し始めるので(笑)、監督からも『もっと強く怒れ』と言われた」と回想。「小鳥遊さんが自分の抱えているものを、どう乗り越えていくのか。その過程が丁寧に描かれている。きっと誰もが共感できる」と語り、「おにぎりがプールに浮かんでいたり、監督の不思議な世界観がファンタジーだなと思った」と見どころも明かした。