エリザベス女王は競馬がお好き! イベントでチャーミングな一面を解説
2022年6月8日 16:00
イギリス君主エリザベス2世の初となる長編ドキュメンタリー「エリザベス 女王陛下の微笑み」のイベントが6月7日、都内で行われ、デーブ・スペクター、英国王室ジャーナリストの多賀幹子氏が登壇。それぞれ本作の魅力と英国王室のトリビアを披露した。
今年はイギリス女王在位70年のアニバーサリーイヤー。イギリスでは現地時間の6月2日から4日間に渡って、プラチナジュビリー(70周年記念式典)が盛大に開催された。本作の字幕監修も担当している多賀氏は「70年の君主なので堅苦しい人かと思いきや、映画を見るとそのイメージがガラッと変わる。お茶目で優しくてユーモアがある。そのような人柄だからこそ、70年も君主を続けられたのではないかと思います」と、本作を通してエリザベス女王の魅力を再発見したという。
頭に王冠、上着はユニオンジャックといういで立ちで登場したスペクターは「ここまでやらせますか? 僕はお笑い芸人じゃないよ!? でも気分はいい」とボケつつ、「とにかく編集のセンスが素晴らしい。ドキュメンタリーに興味がある人にも見てほしい。プラチナジュビリーのイベントの素晴らしさと同じセンスがあって、イギリス的な笑いも多い。僕はそのイギリスらしさを感じながら紅茶を10杯も飲みました」とジョーク交じりに本作の見どころを熱弁した。
英国人にとってのエリザベス女王の存在について聞かれた多賀は「イギリス人にとってエリザベス女王はすべてだと思います。切手を見てもお金を見ても女王の顔が描かれているわけですし、道にも学校にもパブにも女王の名前が使われている。イギリスにとってはまさに切っても切れない存在。どこにいても女王と一緒なわけですからね」と解説。
エリザベス女王のトリビアの話題になると、多賀氏は「実は競馬がお好き。映画の中にも描かれているけれど、『勝った! 勝った!』とピョンピョン飛び跳ねていて驚きました。賞金の16ポンドを渡されて『嬉しい!』とポッケに入れるけれど、その紙幣には女王の顔が描かれているわけですから」と笑わせた。
またセント・ジェームズ宮殿で実際にエリザベス女王に接見した経験のある多賀は「すごく小柄で、その人柄が滲み出るような素晴らしいほほ笑みを浮かべていました。その場のみんなとスタンダップコメディのショーを見ながら、大きな声で笑っていました」と貴重なエピソードを紹介。これにスペクターは「小柄だからこそ遠くからでも目立つようにと、パステルカラー色のファッションを着るようになりました」とエリザベス女王のプチトリビアを披露。
また、女王即位70周年記念コンサートのオープニングを務めたクイーンとアダム・ランバートのステージパフォーマンスの写真がスクリーンに映ると、なぜかスペクターとランバートの2ショット写真もちゃっかり投影。会場から笑いが漏れると「アダム・ランバートと、かつて一度だけ会ったことがあるという僕の自慢です」とにやり。
最後に、スペクターは本作について「ぜひとも先入観なしで見てほしい。とにかくぶっ飛んだ作品。ドキュメンタリーでもないし、MVでもない。とても不思議な作品なので気に入ってもらえたらたくさんの人に広めてほしい」とアピールしていた。
あわせて、本編映像の一部が披露された。トークイベントで話題になった通り、競馬好きとして知られるエリザベス女王が競馬場を訪れ、熱心にレースを見学する貴重な映像を収めている。
「エリザベス 女王陛下の微笑み」は、6月17日からTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開。
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