林遣都＆仲野太賀、坂元裕二脚本の新ドラマ「初恋の悪魔」に主演！　心境語るインタビューも

刑事・鹿浜鈴之介（しかはま・すずのすけ）のもとに、総務課・馬淵悠日（まぶち・はるひ）、生活安全課・摘木星砂（つみき・せすな）、会計課・小鳥琉夏（ことり・るか）といった、部署もバラバラで、それぞれ訳ありのメンバーが集まった。正義感も出世欲も無い。求めているのは、ただ真実のみ。ひとりひとり、こじれた事情を抱えながら、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する。いつしか芽生えた4人の友情、そして恋。やがて彼ら人は、より大きな真実と運命に飲み込まれていく。

林が演じるのは、推理マニアの鹿浜。元県警捜査一課刑事だが今は境川署刑事課所属、しかも大きなヘマをして現在停職処分中。神童と呼ばれたのは小学生までで、勉強は出来るのにひどく要領が悪い。人付き合いも下手で、15歳の時に家に引きこもり、本ばかり読んでいた。シャーロック・ホームズに憧れたのを皮切りに、ミステリー小説を読みあさり、結果、古今東西の凶悪犯罪オタクとなった。探偵になりたかったが、現実の探偵は浮気調査ばかりと知って刑事になった。ところが現代の刑事の仕事に推理する機会など、ほとんどなかった。実際に起こる事件は全然面白くない。今では監視カメラを見るのが刑事の主な仕事だったりする。違う違う、思ってたのと違う――すっかりやる気を失ってしまった彼は「もしかして僕が憧れていたのは刑事ではなく、犯人だったのではないか」という“やばい考え”まで頭の中をよぎりはじめている。

仲野が扮する馬淵は、境川署総務課職員。署内の警察官が安心して仕事に取り組めるようバックアップするのが仕事、というのが大義名分の部署だ。見舞いはがきの作成・送付、コピー用紙の補給、電球の交換……捜査とは無縁の仕事だ。馬鹿にするより、馬鹿にされる方がいいと笑い、自分には期待せず。上を目指すことも興味がなく、人間関係でストレスを抱えたくないと考えている。ところが、署長・雪松から「署内の鹿浜鈴之介という男の素行を見張れ」と命じられる。元県警刑事の鹿浜が家宅捜査の情報をリークしているとの噂があるようだ。「自分はただの行政職員ですよ」とヘラヘラ笑って答えたものの「おまえなら相手も油断するはずだ」と言われてしまう。

「初恋の悪魔」の演出は、水田伸生らが担当。 日本テレビ系で7月から毎週土曜日午後10時に放送スタート。今回の発表に伴って披露された林と仲野のインタビューは、以下の通り。