河瀬直美「東京2020オリンピック」記録映画で貫いた作家性 「わたしにしか撮れないものを」
2022年5月23日 20:33

河瀬直美が5月23日、総監督を務めた「東京2020オリンピック SIDE:A」の完成披露試写会に出席した。会場となった東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズには、森喜朗(東京2020オリンピック組織委員長前会長)、橋本聖子(東京2020オリンピック組織委員会会長)らも駆けつけた。
賛否両論が叫ばれる中、2021年7月23日に1年遅れの開会式が行われ、17日間でオリンピック史上最多となる33競技339種目がほぼ無観客で実施された大会と、その開催に至るまでの750日をオリンピック公式映画として記録。開催中の第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションのクラシック部門(カンヌ・クラシックス)に選出されている。
舞台挨拶後、そのままカンヌ入りすることになっている河瀬氏は「カンヌでオリンピックの記録映画が上映されるのは、近年にはないこと」と胸を張り、「IOCからも『これまでと少し違う映画を』『市川崑の時代に戻りたい』という言葉があった。つまり、作家性ということで、わたしにしか撮れないものを求められた。それを全うしようと、この数年は他の映画のことは考えていませんでした」と作家性を貫く姿勢を振り返った。

その上で「この国でしかできない、しかも無観客のオリンピック。ほとばしる汗をお届けしたかったし、魂をこめて作りたいと思った」と手応えを示し、「1コマ1コマが人生です。地球に暮らす人類の人生が刻まれたかのような、去年の夏に繰り広げられた東京2020大会を捉えられたのは、人生にとってかけがえのない時間でした。今の時代だけではなく、100年、1000年先の子孫にも届き、わたしたちがどんな立場であっても、一生懸命生きていたということを残したかった」と万感の思いを吐露していた。
また、単なる競技ダイジェストになることを避けるため、「33競技339種目をひとつの物語として、旅をしてもらう構成にすることが非常に難しかった」と明かし、「アスリートそれぞれの生身の声に、ちゃんとフォーカスし、時間を一緒に共有させてもらった。取材する側、される側の関係性を超えて、切り取られた映像は生きているんですね。そこに向かっていけるようなエピソードを紡いでいった」と話していた。
「東京2020オリンピック SIDE:A」は6月3日、大会関係者、一般市民、ボランティア、医療従事者、オリンピック中止を叫ぶデモ参加者ら非アスリートたちの姿をとらえた「東京2020オリンピック SIDE:B」は同月24日に全国公開される。
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