一本の電話が孤独なメイドの運命を変える… 「帰らない日曜日」主演が語る裏話「笑い過ぎて大変」
2022年5月11日 12:00
カンヌ国際映画祭のプレミア部門に出品された「帰らない日曜日」の本編映像の一部が披露された。主人公ジェーンの心に生涯刻まれる特別な一日の始まりを切り取っている。
舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。天涯孤独なメイドのジェーンは英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事が、すべてを変えてしまう。
「グッバイ、リチャード!」のオデッサ・ヤングがジェーン役、「ザ・クラウン」のチャールズ皇太子役でゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞を席巻したジョシュ・オコナーがポール役で主演を務めるほか、オスカー俳優のコリン・ファースとオリビア・コールマンが共演する。監督は「バハールの涙」のエバ・ユッソン。
披露された映像は、3月の日曜日、ジェーンがメイドとして仕えるニヴン家の朝の風景から始まる。昼食会について陽気に話すニヴン氏に対し、夫人はどこか沈んだ表情を浮かべている。戦争で2人の息子を失い、彼女にとっては子どもがいない“母の日”なのだ。
一方、イギリス中のメイドが年に一度の里帰りが許されるこの日に、帰る家がないジェーンは一日をどう過ごそうか思いを巡らせていた。すると、ジェーンと秘密の関係を続ける隣家の跡継ぎポールから一本の電話が入る。ポールからの誘いにジェーンは「はい、奥様」と答え、間違い電話を装うのだった。
華やかで優美な暮らしの中にも戦争が落とした暗い影が垣間見られ、ジェーンとポールの関係を示唆する今後の展開が気になる映像に仕上がっている。
若手ながら大胆かつ堂々たる演技でジェーンの人生を演じ切ったヤングは、ニヴン夫妻を演じたコリン・ファースとオリビア・コールマンとの共演について、「(2人の)出演作は著名でとても真面目なものが多いので、私は彼ら自身もそういった人たちだと予想していました。ですが実際に会ってみると、2人とも驚くほど明るく、謙虚で、面白くて、気品があるのです。撮影はとても楽しかったです。本作は悲しいシーンが多いのですが、実際の撮影現場は驚くほど陽気でした。実際、笑い過ぎて撮影が大変なこともありました。でもそれは俳優の士気を保つために必要なことでした」と語り、和やかな撮影現場の様子を明かした。
「帰らない日曜日」は、5月27日から東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開。
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