「ムーンナイト」偶然の連鎖が生んだ、イーサン・ホークの起用秘話
2022年5月2日 13:00

マーベル・スタジオのドラマシリーズ「ムーンナイト」で闇のヒーロー、ムーンナイトと対峙するヴィランのアーサー・ハロウを演じたイーサン・ホーク。以前から監督のモハメド・ディアブと交流があったそうで、本作への出演経緯が明らかになった。

物語の主人公は、国立博物館のギフトショップで働く平凡な男スティーヴン・グラント(オスカー・アイザック)。彼は夜通し悪夢にうなされ、時に身に覚えのない、狂気に満ちた残酷な記憶がよみがえるなど、幻覚に怯える日々を過ごしていた。やがてスティーヴンは、自身のなかにコントロール不能な、残虐性に満ちたもうひとりの人格であるマーク・スペクターが潜んでいることに気付く。マークに狂気が宿るとき、白スーツをまとうダークヒーロー、ムーンナイトが誕生する。
ホークが演じたハロウは、触れるだけで過去や未来を一瞬で読み取り、将来罪を犯す可能性のある人間を判断し命を絶つという、容赦ない一面を持つキャラクターだ。

ホークは「僕とモハメド・ディアブは、本作に参加する前から彼が脚本を書いていた映画について話していた。彼の映画は本当に素晴らしいんだ。とても才能がある」と、ディアブ監督を絶賛し、別作品の企画を進めていたことを明かしている。
本作への出演の経緯については、「モハメドと話していた時、彼は『マーベルの監督に選ばれた』と言ったんだ。それで僕は『それはやるべきだ。(マーベルの仕事が)終わったら、改めてこの企画の話をしよう』と言った。その後、カフェでオスカー・アイザックとバッタリ会って、彼にマーベルの新作でヴィランを演じるべきだと言われたんだ。監督を聞いたら、まさかのモハメド・ディアブだったんだよ」と、偶然が重なったエピソードを告白した。

「トレーニング デイ」「6才のボクが、大人になるまで。」などで演技派として活躍してきたが、これまでヒーロー映画には出演することがなかったホーク。しかし、ディアブ監督は「イーサン・ホークは本作への出演を直ぐに合意してくれた。契約書にサインしながら『役者を35年間やっているけど、何も読まずに作品にサインしたのは初めてだよ』と言っていたよ。彼は僕を信頼してくれたんだ」と明かしている。
また、数々の作品でホークの吹き替えを務め、本作の日本版声優にも抜てきされた咲野俊介は「ヒーロー作品は名作とは認めないとまで語っていたイーサン・ホーク氏がMCU作品に出演するというニュースには、私も驚きました。そんな彼が演じるヴィランである“アーサー・ハロウ”、そして神秘に満ちたヒーロー“ムーンナイト”、皆さん興味が尽きませんよね?一緒に楽しみましょう!」と期待のコメントをしている。
「ムーンナイト」は毎週水曜午後4時からDisney+で配信中。
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