加藤紗希監督「距ててて」メインビジュアル公開、内田英治監督らがコメント
2022年4月12日 18:00
「距ててて」は、「第43回ぴあフィルムフェスティバル」のPFFアワード2021で観客賞を受賞したほか、「第22回TAMA NEW WAVE」や「第15回田辺・弁慶映画祭」のコンペティション部門に入選するなど、自主映画や若手映像作家の登竜門とされる国内の主要映画祭で高い評価を得た。映画美学校アクターズコースで出会った加藤と豊島晴香による創作ユニット「点と」が製作した初の長編映画。第41回のPFFアワードに入選した短編映画「泥濘む」(2018)に続き、監督・加藤と脚本・豊島がタッグを組み、二人は本作の主演も務めている。
噛み合わない二人と、二人を取り巻くちょっと変わった人々との日々を描いた4章構成のオムニバスで、同ユニット初の劇場公開作品。二人が共同生活を営む「家」が主な舞台で、公開されたメインビジュアルの中には各章に登場するアイテムが散りばめられているほか、一つの写真の中で複数の季節が同居しているかのような、本作が描く時空間の交差を表現したイメージになっている。共演は釜口恵太、神田朱未、高羽快、本荘澪、湯川紋子。
また、第15回田辺・弁慶映画祭コンペ部門の特別審査員を務めた内田英治監督のほか、佐々木敦、大工原正樹、新谷和輝、西山真来、星野智幸、兵藤公美、松永良平から本作へコメントが寄せられた。内田監督は「日常のなかにまぎれ込む非日常。自由すぎるラストにニンマリした。こんな映画撮ってみたい」とコメントを寄せている。
そして、公開に向けて様々な試みを予定。TwitterスペースとInstagramライブで、トーク配信「ててての時間」が毎週行われる。加藤と豊島を中心に、キャストやスタッフと本作について語り合う。各回30分で、初回は4月12日21時からTwitterスペースで配信。詳細や第2回以降のスケジュールはTwitter(https://twitter.com/hedatetete)とInstagram(https://www.instagram.com/hedatetete/)で随時発信される。
さらに、創作ユニット「点と」が、身体や芝居について参加者とともに考えるワークショップを開催する。4月26日を予定しており、時間や場所などの詳細は「点と」のTwitter(https://twitter.com/ten___to)および本作のTwitterで後日発表される。