アレック・ボールドウィン、イタリア映画で俳優復帰
2022年4月5日 13:00
昨年10月に主演と製作を務める西部劇「Rust(原題)」で銃誤射による死亡事故を起こしたアレック・ボールドウィンが、イタリアのクリスマス映画2作品に出演することがわかった。
米Deadlineによれば、ボールドウィンは弟のウィリアム・ボールドウィン(「バックドラフト」)とともに、実写とアニメを融合したファミリーコメディ映画「Kid Santa(原題)」「Billie’s Magic World(原題)」に出演。ボールドウィン兄弟は実写場面に出演するようで、ローマでスタートしている撮影に間もなく合流するという。2作とも、ボールドウィンが2015年に主演したSF映画「アンドロン」の監督フランチェスコ・チンクェマーニと、プロデューサーのモニカ・バカルディ、アンドレア・イェルボリーノが再結集し、伊ミネルバ・ピクチャーズと製作する。
ボールドウィンは昨秋、米ニューメキシコ・サンタフェ近郊にあるボナンザ・クリーク牧場で「Rust(原題)」の撮影に臨んでいた際、小道具の銃を発砲し、撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが胸に被弾して死亡、監督のジョエル・ソウザさんが肩を負傷した。その後、使用された銃は空砲ではなく実弾が入っていたことがわかり、ハッチンスさんの遺族はボールドウィンを含めた撮影関係者を、業界標準の安全確認ルールを怠ったとして提訴している。