アフガニスタンの女性監督がカブールを描く「明日になれば」特報、アンジェリーナ・ジョリーらのコメント公開
2022年4月3日 08:00
アフガニスタンを舞台に、異なる社会背景を持つ3人の女性が人生の試練に直面する姿を描き、2019年・第76回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に出品されたヒューマンドラマ「明日になれば アフガニスタン、女たちの決断」の特報映像、アンジェリーナ・ジョリー、鶴田真由らのコメントが公開された。
アフガニスタン映画機構で初の女性会長を務めるサハラ・カリミの長編監督デビュー作。アフガニスタンの首都カブール。妊娠中のハヴァは、認知症の義母の世話をしながら家事に追われる毎日を送っている。ニュースキャスターのミリアムは7年間浮気し続けた夫との離婚を決意した矢先、自分が妊娠していることに気づく。一方、結納の日を迎えたアイーシャには家族に言えない秘密があったが、問題を解決するためには多額のお金が必要だった。それぞれ人生の岐路に立たされた彼女たちは、時を同じくしてある場所へと向かう。
なお、昨年8月タリバンがカブールを制圧した際、カリミ監督がウクライナのゼレンスキー大統領の助けにより、ウクライナに難民として受け入れてもらい、キーウ(キエフ)に避難したという関係から、非売品クリアファイルの特典付き全国共通前売券(税込1500円)の売上を含め、本作の上映での収益の一部は人道支援、復興支援のためにウクライナ大使館に寄付される。全国共通前売券販売詳細はこちらのリンク先で(https://kabmarketonline.shop-pro.jp/?pid=167451566)告知している。
5月6日からアップリンク吉祥寺、5月21日から名古屋シネマテーク、5月27日からシネ・リーブル梅田及びアップリンク京都にて公開されるほか、青森松竹アムゼ、広島の横川シネマでの公開も決まっている。
繊細に作られた感動的な映画で、現代のアフガニスタンの若い女性たちの生活を記録しています。この映画は、結婚、愛、友情、家族、母性を通したアフガン女性の優しさ、美しさ、精神を描いています。 アフガニスタンで製作された映画はすべて、困難に立ち向った偉業です。Variety紙(アメリカ/2019)
アフガニスタンという国を、女性ならではの視点で観ることで、違った表情が生まれる。
繊細な彼女たちの目に注目してほしい。目に宿る言葉、感情が切なく突き刺さる。アフガニスタン国内で撮影できた奇跡、今はもう、こういう作品を撮ることは出来ないだろう。
葛藤と母性に溢れた奇跡の一作です。
遠くに感じてしまう彼女達が隣人となる瞬間を、アナタの心に刻んでほしい。