原作ではスパイダーマンの宿敵 天才医師モービウスってどんなキャラ?
2022年3月15日 09:00

オスカー俳優ジャレッド・レトが主演し、マーベルの新たなるヴィランを描く「モービウス」が、4月1日から日米同時公開される。原作コミックではスパイダーマンの宿敵であるモービウスというキャラクターについて、ダニエル・エスピノーサ監督が語った。
天才医師マイケル・モービウス(レト)は、幼い頃から血液の難病を患っていた。同じ病に苦しむ親友のマイロ (マット・スミス)のためにも、一日も早く治療法を見つけ出したかったモービウスは、コウモリの血清を投与するという危険な治療法を自らに施す。その結果、人間を超越するパワーを手に入れると同時に、抑えきれない血への渇望が目覚めてしまう。
モービウスについて、エスピノーサ監督は「善を本当に信じている数少ない人物の一人だ。この善良な男が恐ろしい病気にかかり、自分と自分が大切にしている人々を救おうとする試みの中で、モンスターに変身してしまうんだ」と説明する。
さらに、「モービウスは自分の内なる獣を発見すると、それを恐れるようになり、恐れるがゆえに自分の力も恐れるようになる。力に支配され、自分が変わってしまうことを恐れ、常に力に抵抗しているんだ。自分が今のままの人間であり続けることを受け入れることが重要だが、彼はこの力を抑制しなければならない」と話す。
モービウスを演じたレトは「変身する機会がある役柄に惹かれる。肉体的な変身はもちろん、精神的、感情的、あらゆる面において」と内面的にも変化していくことを示唆し、「結局のところ、彼はとても良い人間なんだ。自分の才能、技術、教育、頭脳を使って、崇高な目的を追求している。彼には欠点がないわけではない。ルールを破ることもあるが、治療法を見つけ、自分のような人を助けるためなんだ」と分析。
エスピノーサ監督は、そんなレトを「彼はモービウス役を演じられる唯一の俳優だ。それは選択ではなく、宿命だった」と称賛している。
「モービウス」は、4月1日公開。
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