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「こちらあみ子」公開日、ティザービジュアル、超特報発表! 青葉市子が音楽を担当

2022年3月15日 18:00

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両A面ティザービジュアル
両A面ティザービジュアル

芥川賞作家・今村夏子氏のデビュー作を映画化する「こちらあみ子」の公開日が7月8日に決定。あわせて、両A面ティザービジュアルと超特報が披露され、青葉市子が音楽を手がけていることがわかった。

「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した今村氏が、2010年に発表した処女作「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)が原作。第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞をダブル受賞している。主人公は、広島に暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりだが純粋なあみ子の行動が、家族や同級生など周囲の人たちを否応なく変えていく過程を、少女の無垢な視線で鮮やかに描き出されている。

主人公のあみ子を演じるのは、応募総数330人のオーディションの中から見いだされた新星・大沢一菜(おおさわ・かな)。圧倒的な存在感で“あみ子の見ている世界”を体現している。父親役を井浦新、母親役を尾野真千子が演じ、大森立嗣監督をはじめ、日本映画界をけん引する監督たちの現場で助監督を務めてきた森井勇佑が監督を務めている。

両A面ティザービジュアル
両A面ティザービジュアル

原作小説と出合って以来、映画化を熱望してきた森井監督。原作にはないオリジナルシーン、ポップでグラフィカルな映像描写で“あみ子の見ている世界”に新たな風を吹き込んでみせた。「世界の輪郭はもっと、ぐにゃっとしていて、きらきらしていて、不気味で、粒だって生きいきしているのだということ。社会とは別に、そんな世界のありようがあるのだということ。この感覚を映画にしたいと思いました」とコメントを寄せている。

本作では、あみ子の小学生時代から中学生時代までを描いている。両A面ティザービジュアルは「中学生のあみ子がこちらに向かって手を伸ばしている写真」「下校途中、力強く立つ小学生時代のあみ子の写真」が使用されている。超特報映像は、3種を発表。「あみ子、川であそぶ。」「あみ子、だんご虫をさわる。」「あみ子、お兄ちゃんとセッション。」となっている。

青葉市子
青葉市子

音楽を手掛ける青葉は、繊細な歌声とやわらかなクラシックギターの音色で聴く者を魅了し続け、国内だけでなく海外からも人気を集めている。「どんなときも、どんなことでも。そっと見守って、そっと聞かせて。あみ子さんのまっすぐな心に寄り添えたらと、音を選びました。劇場で公開されるのを楽しみに待っています」と語っている。

こちらあみ子」は、7月8日から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。森井監督のコメント全文は、以下の通り。

森井勇佑(監督)】

今村夏子さんの原作小説をはじめて読んだときから、あみ子という存在が、僕の中に住み着いて離れなくなりました。それはたぶんあみ子に、僕の根っこの部分が共鳴したからなのだと思います。世界の輪郭はもっと、ぐにゃっとしていて、きらきらしていて、不気味で、粒だって生きいきしているのだということ。社会とは別に、そんな世界のありようがあるのだということ。この感覚を映画にしたいと思いました。

オーディション会場の待合室で、大沢一菜が椅子にただ座っている姿を見たとき、この子があみ子だとすぐに思いました。一菜の目はどこか遠くを見ていて、まるで僕には見えていないなにかを見ているかのようでした。

一菜はとても自由で、なににも縛られない、台風のような子です。彼女が撮影現場に現れると、ものすごい勢いで現場が沸き立ち動き出すのでした。僕たちは必死にそれを撮影しました。一菜やみんなと過ごした時間は、僕にとってかけがえのないものです。

あみ子はいまなにを思っていて、どんな景色が見えていて、どんな音が聞こえているのか。あみ子を取り巻く世界はどんなものなのか。みんなで目一杯想像しながら、たくさん遊んで作った宝物のような映画です。そんな時間も、公開とともにもうすぐ終わっていってしまうのかなと思うと、とても寂しいものががあります。でもそれと同時に、これからこの映画を観てくれる人たちとあみ子が、いったいどんな新しい出会いをするのか、とても楽しみでもあります。どうか良い出会いとなりますように。


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