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第75回カンヌ国際映画祭、ロシア代表団の参加を禁止

2022年3月2日 20:00

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ウクライナ情勢を受けて意思表明
ウクライナ情勢を受けて意思表明

昨今のウクライナ情勢を受け、カンヌ国際映画祭は、第75回会期の5月17~28日にウクライナ国民が満足する形でロシアによる侵攻が終結しない場合、ロシアの公式代表団、およびロシア政府と関連のある人物の出席を拒否する姿勢を表明した。

ロシア政府関係者の参加は禁止される一方、映画制作者個人の参加は認められており、ロシア作品が公式部門で上映される可能性もまだ残されている。映画祭は「危険を冒してウクライナへの攻撃と侵略に抗議しているロシア国内のすべての人々の勇気に敬意を表します。現政権と戦うことをやめなかったアーティストや映画関係者を、これらの耐え難い行為やウクライナを爆撃している人々と関連づけることはできません」としている。

英Screen Dailyによれば、ヨーロッパ映画団体や映画祭の多くが、ロシアによるウクライナ侵攻に対し、同国で製作された映画の上映を全面的に禁止する措置をとっているという。ヨーロッパ映画アカデミーが今年のヨーロッパ映画賞からロシア作品を除外し、同国の映画のボイコットを支持すると発表したほか、3月2日(現地時間)開幕のグラスゴー映画祭もこの状況下での上映は「不適切」であるとロシア作品2本の上映を取りやめている。

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