ジム・ブロードベント「これこそイギリス映画」 「ゴヤの名画と優しい泥棒」魅力が詰まった特別映像
2022年2月24日 12:00

ロンドンのナショナル・ギャラリーで実際に起きた絵画盗難事件の知られざる真相を描く「ゴヤの名画と優しい泥棒」の特別映像が披露された。本編シーンやメイキングを収めており、ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレンらが本作の魅力を語っている。
本作は、1961年にナショナル・ギャラリーで起きたゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件を基にした実話を映画化。「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督がメガホンをとり、本作が長編遺作となった。
この大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン(ブロードベント)。テレビに社会との繋がりを求めていた時代、孤独な高齢者のために盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもうひとつのある真相が隠されていた。
特別映像では、ミレンが「実話でなければ信じられない話よ」と述べ、ブロードベントは「見事な脚本だよ。思わず引き込まれる」「これこそイギリス映画」と完成度に太鼓判を押している。
また、プロデューサーのニッキー・ベンサムが「事実を再現するのは、苦労や葛藤もあったけど、ユーモアと愛を込めたわ」と語っているほか、事件のドタバタ騒動とケンプトンのチャーミングなキャラクターが伝わるシーンも収めている。
「ゴヤの名画と優しい泥棒」は、2月25日から公開。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
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