小日向文世主演「嫌われ監察官 音無一六」誕生から9年越しの連続ドラマ化
2022年2月24日 06:00
小日向文世が主演するテレビ東京のドラマ「嫌われ監察官 音無一六」が、4月クールの「金曜8時のドラマ」枠で放送されることがわかった。2013年に第1弾が放送されてから足掛け9年、全6回のスペシャル放送を経て待望の連続ドラマ化。小日向は、「この歳になって、この作品を連ドラとしてやり通す事が出来たら、この先もう少し頑張れるかなって感じです」と意欲をみなぎらせている。
どんなに嫌われようが、監察官として自分の信念と正義を貫く“音無一六”が連ドラとして帰ってくる。監察官とは、「警察の中の警察」の異名を持ち、警察官の職務および私生活に不正がないかを調べる役職で、警察官たちから忌み嫌われている。小日向が演じる監察官の音無一六は、監察官でありながら捜査にも介入し、鋭い観察眼と閃きで難解な事件を幾度となく解決へ導いてきた。今作でも、捜査現場を荒らされて怒り狂う刑事たちの猛抗議にひるむことなく、己の正義を貫き我が道を突き進む。
また、これまでのシリーズでも作品世界を彩ってきた馴染みのレギュラーキャスト陣の続投も発表された。遠藤憲一は、一六の実弟でなぜかいつも事件捜査に首を突っ込むタクシードライバーの “万丈二六”役。陽気で人情味にあふれる二六は、几帳面な一六とは顔も性格も全く似つかないが、ふたりの掛け合いはどこか微笑ましさを感じられるものになっている。
さらに、一六の上司で警務部長である千住遼子役の田中美佐子、元署長で現在は居酒屋「みつる」の店主・二宮満役の小野武彦、一六の相棒で巡査部長・溝呂木三花役の堀内敬子の劇中カットも公開。脚本は、「科捜研の女」や「相棒」シリーズで知られる戸田山雅司が執筆している。
小日向をはじめとする主要キャストのコメント全文は、以下の通り。
正直な気持ちまさか連ドラになるとは思ってもいませんでした。スペシャルでもそうだったのですが、一六の役は結構セリフとの闘いです。連ドラ決定の嬉しさもありつつハードな撮影の日々がこれから続くだろうなと覚悟しています。
気分はチャレンジかなと…。
この歳になって、この作品を連ドラとしてやり通す事が出来たら、この先もう少し頑張れるかなって感じです。
共演する遠藤さんとは、全然似ても似つかない兄弟役としてお互い楽しんで演じられたらと思っています。2人のシーンはホッとする温かい時間にしたいですね。体調に気を付けつつ、あとは現場の撮影がスムーズに進むように、セリフは日々予習を怠らず頑張ります。
このドラマは警察を監察するという設定です。なので今までにない新しい刑事ドラマになると思います。是非、楽しみに待っていてください。
私は若い時から刑事ドラマの犯人役や刑事役を何度も演じてきました。
今回の『嫌われ監察官 音無一六』は、刑事ドラマです。しかし私にオファーされた役は刑事でもなく、犯人でもなく、タクシー運転手。しかも、似ても似つかぬ、小日向文世さんと血の繋がった弟役という、あまりにも斬新な設定に喜んで飛びつき、出演させて頂くことになりました。
小日向文世さんをはじめ、田中美佐子さん、堀内敬子さん、小野武彦さん、皆さん、とても心の温かい芝居をされる稀有な俳優さん達です。そんなキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんと力をあわせ、ハラハラ、ドキドキ、そして最後は心温まる作品になるよう、頑張ります。
連続ドラマ化決定という事で、素直に嬉しく思います。私は途中からの参加でしたが、とても歴史のある作品ですので、連ドラになるのは嬉しく思います。私の役柄は溝呂木三花(こおろぎみか)、小日向さんは一六、遠藤さんは二六、私は三花、みんな漢数字がついております。製作陣の愛情も感じられる名前で、とても好きです。尊敬する小日向さんのそばにいられる事も嬉しいです。
日々の状況で、感染対策など気を付ける事は沢山あります。前回も、お昼ご飯は離れて食べておりましたので、淋しい思いをしておりました。でも皆様に楽しんで頂けるように、最後まで撮りきれるように頑張ります。
中々、外に出られずに、お家時間が大切になりました。少しでも皆様に楽しんで頂けるように、頑張りますので、お楽しみにしてください。
シリーズが連続ドラマになると、1年から2年の間隔で撮影していた時とは違い、少なくても3カ月位はチームと時間が共有出来るので、どんな化学反応が起きるか楽しみです。
私の居酒屋は事件の緊張感から解放される空間なのかな、と思ったりするので「二宮」の役もそんな存在でありたいです。出演者も途中から加わった方々や懐かしい方と盛り沢山です。お楽しみに!
みんなの思いが叶ったという感じです。いつも一年に一度の割合でスタッフ、出演者のみんなと会い、そのたびにいつか、いつか連続になったらいいのにね。と話していました。決まったと聞いたときに、みんなが喜んでいる顔が思い浮かびました。とりあえず、またみなさんにお会いできることがうれしいです。コロナ禍で会ってもハグしあうことも喜びを分かち合うことも、ギャーギャー騒ぐこともできないですが、その分撮影を頑張ろうと思いました。
愛溢れるスタッフがこの番組を作ってくださり、お話としては、事件が絡むハラハラするミステリーもありますが、ほのぼのとした家族愛、兄弟愛、師弟愛などなど、、、たくさんの愛が詰まったお話となっています。ぜひぜひご覧ください。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。