韓国主要映画賞10冠、ムン・ソリ&キム・ソニョンが女優賞、イ・チャンドンが絶賛! ギリギリの女たちを描く「三姉妹」6月17日公開
2022年2月18日 11:00
韓国の主要映画祭で10冠、日本では第16回大阪アジアン映画祭の特別注視部門に出品され、SNS上で話題を集めた映画「三姉妹」が、6月17日公開される。
現代を生きる烈しくもあたたかい三姉妹の絆の物語。「オアシス」(02/イ・チャンドン監督)で第59回ベネチア映画祭の新人賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞に輝き、その後も韓国の名匠たちとタッグ組んできた名優ムン・ソリが、その脚本に感銘を受け、主演と共同プロデュースを務めた。
韓国・ソウルに暮らす三姉妹。長女ヒスクは別れた夫の借金を返しながら、しがない花屋を営んでいる。一人娘には疎まれ相手にされなくても“大丈夫なフリ”をして日々をやり過ごす。次女ミヨンは熱心に教会に通い聖歌隊の指揮者も務める模範的な信徒。高級マンションに暮らし“完璧に”家庭でも振舞うが、そんな日常は次第にほころびを見せ始める。三女ミオクは劇作家としてスランプに陥り自暴自棄となって昼夜問わず酒浸りの日々を送り、夫の連れ子である息子の保護者面談に“酔っていないフリ”で乗り込む始末。性格、仕事、生活スタイル、全てが異なる人生を送る三姉妹は、父親の誕生日を祝うために久しぶりに一堂に会し、蓋をしていた幼少期の心の傷と向き合うことになる。
真正面から自らと対峙し、もがき、苦しみながらも新たな希望を見出していく三姉妹の姿をユーモアを交えながらも激しく活写した本作は、韓国の主要映画祭である、第42回青龍映画祭(最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞)、第57回百想芸術大賞(最優秀助演女優賞)、第41回韓国映画評論家協会賞(最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞)、第30回釜日映画賞(最優秀助演女優賞)の女優部門で次々に受賞を果たし、韓国映画界を席捲。またイ・チャンドン監督は「非凡な映画。何を想像しても、それ以上」と絶賛のコメントを寄せている。
長女ヒスクを演じたのは、韓国の名バイプレイヤーで、ドラマ「愛の不時着」で北朝鮮の人民班長ナ・ウォルスク役を演じたキム・ソニョン。ムン・ソリは完璧な人間として気丈に振る舞いながらも徐々に仮面が剥がれていく次女ミヨンを演じている。三女ミオクには、長年トップモデルとして第一線で活躍し、2015年の「ベテラン」で映画デビューを果たしたチャン・ヨンジュが抜擢され、自暴自棄になり感情を爆発させる劇作家ミオクを体当たりで演じた。監督は長編デビュー作「Communication & Lies」(15)で第20回釜山国際映画祭NETPAC賞に輝き、本作が長編3作目となるイ・スンウォン。ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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