「ブレードランナー」を米アマゾンが実写ドラマ化! 舞台は2099年に
2022年2月17日 10:00
SF映画の金字塔「ブレードランナー」が、米アマゾン・スタジオによって実写ドラマシリーズ化されることが明らかになった。米Deadlineが独占で報じている。
SF作家フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を名匠リドリー・スコット監督が映画化した1982年の「ブレードランナー」は、酸性雨で荒廃した2019年のロサンゼルスを舞台に、人間そっくりの外見を持つ人造人間“レプリカント”たちの反乱と、ハリソン・フォード演じるレプリカント専門捜査官“ブレードランナー”のデッカードが繰り広げる追跡劇を描いた傑作SFアクション。
そして17年、35年の時を経て実現したドゥニ・ビルヌーブ監督による続編「ブレードランナー 2049」では、前作から30年後の2049年を舞台に、ライアン・ゴズリング扮する新人ブレードランナーの“K”が、行方不明になっていたデッカード(フォード)を探し出し、タッグを組んで謎めいた科学者ウォレス(ジャレッド・レト)の陰謀に迫っていくさまが描かれた。
「ブレードランナー2099(原題)」と題された「ブレードランナー」フランチャイズ初の実写ドラマシリーズでは、タイトルにある通り、それからさらに50年後の2099年を舞台に、ブレードランナーたちの新たな戦いが描かれるようだ。
エリザベス・モスを主演に迎えたApple TV+の新ドラマ「Shining Girls(原題)」でショーランナーを務めるシルカ・ルイーザが脚本を担当。オリジナル映画版を手がけたスコット監督が、自身の製作会社スコットフリーを通じて制作総指揮にあたるほか、「ブレードランナー2049」の脚本家マイケル・グリーンと同製作のシンシア・ヨーキン、米アルコン・エンターテイメントの共同設立者であるアンドリュー・コソブとブロデリック・ジョンソンが制作総指揮に名を連ねる。
プロットやキャストなどの詳細については現時点で不明だが、Deadlineが関係者から入手した話によれば、スコット監督が自ら演出を手がける可能性も高いとのことだ。