横浜流星、かつら拒否し自ら“銀髪”に こん身の主演作「嘘喰い」封切り
2022年2月12日 15:06

迫稔雄の人気ギャンブル漫画を実写映画化した「嘘喰い」の公開記念舞台挨拶が2月12日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、主演を務めた横浜流星、共演する佐野勇斗、白石麻衣、櫻井海音、三浦翔平、中田秀夫監督が登壇した。
通称「嘘喰い」と呼ばれる主人公の天才ギャンブラー、斑目貘(横浜)が、日本の政財界や裏社会を支配する闇ギャンブル倶楽部「賭郎」を舞台に、欲望にまみれた超一流のイカサマ師たちを相手に、命懸けの危険な勝負に挑む。2月11日に全国339スクリーンで封切られた。

挨拶に立った横浜は「(作品を)背負う覚悟と責任感はありますけど、俳優としてやるべきことは同じ。日頃から貘の絶対的な自信を意識しながら、役を全力で生きることに徹した」と主演作にも平常心。「ここにいる皆さんがそれぞれすばらしく個性的で、一緒に作り上げた楽しさがあった」と振り返った。

また、貘の“銀髪”については、中田監督らスタッフがかつらの着用を提案するなか「染めるのが大事かなと。かつらは不自由ですから」と自ら染色を選んだと告白。中田監督が「キャメラの前に立ち、ビシっと気持ちが切り替える姿は、まるでゾーンに入ったアスリート。あなたにしか演じられない斑目貘がそこにいました」と感謝の手紙が読み上げられると、「こうして言葉で思いをいただけるのはうれしいこと」と感無量の面持ちだった。

舞台挨拶の締めくくりには、「大変な時期だからこそ、エンタテインメントは必要だと思います。純粋に楽しい気持ちになっていただければ、うれしいです。原作ファンの皆さんにも安心して楽しんでもらえると思いますし、より多くの人に届くことを祈っています」とこん身の主演作を熱っぽくアピールした。この日はギャンブルを描いた映画にちなみ、ルーレットを使って登壇者たちがクロストークを展開する場面も。闇カジノのオーナーである鞍馬蘭子を演じた白石が、佐野と櫻井にモノマネを無茶ぶりし、両名を困惑させていた。

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