香港・日本合作ドキュメンタリー「Blue Island 憂鬱之島」ロッテルダム出品、2022年公開
2022年1月27日 18:00
香港・日本合作ドキュメンタリー映画「Blue Island 憂鬱之島」が、1月26日~2月6日(現地時間)に開催される第51回ロッテルダム国際映画祭の長編第1作、2作目の新人監督が対象となるブライト・フューチャー部門(Bright Future)への出品が決定し、2022年内に東京・渋谷のユーロスペースで公開されることがわかった。
香港では2014年の雨傘運動以後、一国二制度の理念と自由が徐々に蝕まれ、2019年の逃亡犯条例改正案反対運動の200万人デモを経て、2020年7月1日に施行された国家安全維持法により、さらに自由空間が狭められてきている。本作は「乱世備忘 僕らの雨傘運動」のチャン・ジーウンが監督を務め、天安門事件を経験して自らを脱走兵と戒める林耀強、文化大革命から逃れるために命を懸けて海に飛び込み恋人と共に海を渡った陳克治、「中国人」から「世界人」となり、抵抗者から経済人へ変わった石中英。違う時代を生きた実在する3人をドキュメンタリーとドラマを融合させて描いている。
「十年」のプロデューサーであるアンドリュー・チョイと「地厚天高」を製作したピーター・ヤムが香港サイドの製作を務めました。また、日本サイドからは映画配給会社・太秦の小林三四郎と弁護士の馬奈木厳太郎がプロデューサーとして参加している。