Blue Island 憂鬱之島
劇場公開日:2022年7月16日
解説
香港の自由を求める闘いの歴史を描いた、香港・日本合作によるドキュメンタリー。一国二制度の理念が蝕まれ、市民の自由が急速に失われつつある香港。20世紀後半には文化大革命、六七暴動、天安門事件と、世界に波紋を広げた様々な事件に遭遇してきた。天安門事件を経験して自身を脱走兵と戒める林耀強、文化大革命を逃れ恋人と共に命懸けで海を渡った陳克治、抵抗者から経済人へと変わった石中英ら異なる時代を生きた実在の3人を中心に、自由を守るために闘った人々の記憶を、ドキュメンタリーとドラマを融合させながら描き出す。監督は、香港の雨傘運動を題材にしたドキュメンタリー「乱世備忘 僕らの雨傘運動」のチャン・ジーウン。北米のドキュメンタリー映画祭「Hot Docs 2022」で最高賞に輝いた。
2022年製作/97分/G/香港・日本合作
原題:憂鬱之島 Blue Island
配給:太秦
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2022年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
この映画、去年クラウドファンディングで資金調達していましたけど、無事に完成したんですね。「雨傘運動」のその後を描く、香港のリアルを伝える映画。改めて思うのは、天安門事件って香港の人たちにとってとても重要なんだなあってこと。しかし、若き活動家たちは皆当局に逮捕され、いま、何もできなくなった香港の人たちを思うと、とても複雑な気持ちになります。この映画は、もちろん、香港での上映は不可能でしょう。しかし、香港のリアルを、数年おきに映画として残し続ける行為は非常に貴重だと痛感しました。
2022年10月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
一国二制度が崩れ、市民の自由が失われつつある香港は、文化大革命、六七暴動、天安門事件、など自由を奪う人権弾圧事件を経験してきた。そして、20年の国家安全維持法の施行で自由は完全に奪われてしまった。文化大革命から逃げ、恋人と命懸けで海を泳いで香港にきた人、天安門事件を経験して自身を脱走兵と戒める人など、香港の自由を守るために闘った人々を、ドキュメンタリーと再現ドラマを混ぜながら観せてくれる作品。
ハッキリ言って退屈だった。
大変なのはわかるが、どうしようもできない。もし香港がこのまま自由のない中国化してしまったら、習近平は次に台湾を狙うのかな?
5年に1度の中国共産党大会が終わったばかりだが、一党独裁の恐ろしさを多少なりとも知れる作品だった。
上映後の監督インタビューで、香港を忘れないで、と言ってたが、記憶には留めておこうと思った。
96年バックパッカーで1ヶ月の中国の後3週間香港に滞在。その時北京のマックは一番高い食べ物で、香港のマックは一番手頃な食事でした。その時は深く考えませんでしたが、その後何度か香港を訪れて18年を最後に行けずにいる。世界の中の香港であり、香港人の香港であり、こんなにも変化していく香港は、今でも、香港には潜在的な、香港人のパワーがあると信じています。
ちょっとブルーになりますが、ラストの裁判のシーンから、これからを見守りたい。そんな映画です。
2022年7月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
映画としてどうかと言われると微妙だけど、
返還時期挟んでその前後に香港で働いていた者として、
やるせ無い気持ちになりました。