木幡竜“規格外”の本格アクション 闘い続けることしかできない元ボクサーの物語「生きててよかった」5月13日公開
2022年1月26日 08:00
2021年に放送された綾野剛主演のフジテレビ系ドラマ「アバランチ」で“最狂の敵”役を演じ、注目を集めた木幡竜主演の映画「生きててよかった」が5月13日から公開される。年齢と身体の限界を超えてもなお、闘い続けることしか生きる価値を見出せない元ボクサーを演じ、リハーサル映像がお披露目された。
プロボクサー、サラリーマンを経て一念発起で俳優を志すもなかなか芽が出ず不遇の時代を過ごしたが、オーディションで出演を勝ち取った中国映画「南京!南京!」(09)で高い評価を得、単身中国に渡り中国語を学びながら、翌年にはアンドリュー・ラウ監督の「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」(10)でドニー・イェン、スー・チー、アンソニー・ウォンらと並び、悪玉のトップを演じ、以来、中国を拠点に日中を繋ぐ俳優として活躍する木幡。
本作では、中国トップクラスの俳優たちと渡り合った経歴を武器に、過酷な減量とトレーニングを重ね体脂肪率3%まで搾り上げた鋼のような肉体が魅せるボクシングと総合格闘技を融合させた“規格外”の本格アクションを見せつける。
ドラマ「アバランチ」では、綾野演じる主人公の“最狂の敵”を演じ、そのキレの良いアクションと独特の存在感で注目を集めた。綾野は「元々ボクサーということでキレもすごいありますし、アクションも次の一手が全く読めないので、必死に避けるしかないですし、必死に打ち込むしかない」と振り返り、木幡の身体能力を賞賛する。
監督・脚本を務めたのは、「くそガキの告白」(11)がゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞ほか4冠を獲得した鈴木太一。リハーサル映像は、主人公・創太のファイトシーンの練習風景を映し出している。アクション監督の園村健介率いるアクションチームが、実戦さながらの動きを何度も何度も繰り返し、緻密なカメラワークを計算して作り上げた。
長年の闘いが体を蝕みドクターストップによって強制的に引退を迫られたボクサー・楠木創太(木幡)は、闘いへの未練と執着を捨てきれぬ中、恋人との結婚を機にボクシングを諦めることに。新しい生活を築くために仕事に就くも、不器用で何をやってもうまくいかず、社会にも馴染めず苦しい日々を過ごす。そんなある日、創太のファンだと名乗る謎の男から大金を賭けて戦う欲望うずめく地下格闘技へのオファーを受ける。もう一度闘えることに、忘れかけた興奮が蘇り、沸き立つアドレナリン。その高揚感は何物にも代えがたいものだった。
5月13日から新宿武蔵野館ほか全国公開。
主演:木幡竜
この映画はいろんな意味で僕自身の人生が詰まったものになったと思います。このような役を頂けたことに感謝し、全身全霊でやりとげました。スポーツ選手は全員が引退を経験します。引退したボクサーは次に何をやればいいのか分からず、さまよう人間も少なくありません。本当の幸せとは何なのか。リングでしか生きられない武骨な男と、そんな男を見守り続けた女の強さに刮目ください!
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