「君が落とした青空」板垣瑞生が“ひょっとこ”に!? 役者としてのこだわりが垣間見える、新場面写真披露
2022年1月18日 07:00
福本莉子と松田元太(ジャニーズJr.内ユニット「Travis Japan」)主演のタイムリープ・ラブストーリー「君が落とした青空」の新たな場面写真が披露された。ヒロイン・実結に想いを寄せる佑人役の板垣瑞生の姿をとらえている。
原作は、女子中高生に人気の小説アプリ「野いちご」で“切ない小説ランキング”第1位を獲得した櫻いいよ氏による人気小説。福本が素直で一生懸命なヒロイン・水野実結役、松田が実結の彼氏で学校の人気者の篠原修弥役をそれぞれ演じる。「軍艦少年」のYuki Saito監督がメガホンをとり、福本、松田に加え、板垣瑞生、横田真悠、莉子が出演。主題歌は、紅白歌合戦の初出場が話題を呼んだまふまふが手掛けた。
高校生の実結と修弥は、交際2年のカップル。「毎月1日は何があっても必ず一緒に映画を観に行く」という約束通り、映画館へ向かっていたふたりだが、修弥が急用を理由に突然キャンセル。最近、何かを隠している様子の修弥に対し、実結は不安を感じていた。そんな彼女の目の前で、修弥が交通事故に遭ってしまう。パニックになる実結だが、目が覚めると、なぜか「事故当日の朝」に戻っていた。
板垣演じる本山佑人は、原作には登場しない映画オリジナルのキャラクター。元気で明るい性格で、友達関係の実結に密かに恋心を寄せているが、気持ちを打ち明けられずにいる。修弥との関係に悩む実結を、佑人が持ち前のユーモアで笑わせるシーンでは、何とひょっとこのお面姿で登場する。
実はこのアイデアは、自宅で台本を読んでいた板垣が、部屋を見渡した時にお面を見つけたことがきっかけ。板垣は、「何かできないかなと思った時に、ひょっとこが目に入ったので試しに被って台本を読んでみたんですけど、面白いんじゃないかなと思い現場に持っていきました。NGなら仕方ない、くらいの気持ちでしたね」と語る。
同シーンは、クランクインして最初のカット。いきなりひょっとこのお面を被って芝居を始めた板垣に、Saito監督はとても驚いたという。Saito監督は、「面白い役者だよと以前から聞いていたけれど、本当にそうだと思いました」と振り返る。
板垣は、「ひょっとこと同じような面は狂言にも使われていて<うそぶき>と呼ばれるようなんです。うそぶくのは佑人もそうですよね。優しいが故に、自分の実結に対する恋愛感情を内に秘めて、とぼけて知らないふりをする。そういった意味もありました」と明かす。板垣の役者としてのこだわりと自由な発想、プロ意識が感じられる一場面に注目だ。
「君が落とした青空」は、2月18日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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