タランティーノ監督、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」主人公の“その後”を本に
2022年1月15日 06:00

クエンティン・タランティーノ監督が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の主人公リック・ダルトンに関する本を執筆していることを、英エンパイア誌のインタビューで明かした。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、1969年のハリウッドを舞台に、落ち目の俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)とリックの専属スタントマンであるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)がある事件に巻き込まれる歴史改変ドラマ。シャロン・テートやロマン・ポランスキー、ブルース・リー、スティーブ・マクィーンら往年のスターたちをキャラクターとして登場させた。
現在構想中だという本は、リックの全フィルモグラフィーを編纂した「The Films Of Rick Dalton」。リックのキャリアを出演作とそのあらすじで振り返る内容だという。70年代に出版されていたチャールズ・ブロンソンやアンソニー・クインといった俳優の映画本にインスピレーションを得たようだ。
映画オタクのタランティーノならではの内容だが、さらなる仕掛けが。「The Films Of Rick Dalton」の著者は、映画のタイムラインに存在するタランティーノ監督自身なのだ。リックは1988年に引退して妻のフランチェスカとハワイに移住(そして20キロほど増量)。98年にハワイ国際映画祭に訪れたタランティーノは、関係者を通してリックと知り合い、自分の映画を見てもらったことで交流を深め、リックの特集上映会を開催。これを機に回顧録「The Films Of Rick Dalton」を執筆することになるという設定だ。
この壮大な背景のもと、回顧録の土台となるタランティーノとリックの膨大なQ&Aを書き上げたとのこと。完成予定はまだ先のようだが、リックのその後が気になるファンにとっては楽しみが一つ増えそうだ。
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