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広末涼子の映画デビュー作「20世紀ノスタルジア」22年1月21日から35ミリフィルムで再上映

2021年12月29日 07:00

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改装のため一時休館する東京・新文芸坐で上映
改装のため一時休館する東京・新文芸坐で上映
(C)Office Shirous

広末涼子の映画デビュー作となった「20世紀ノスタルジア」の35ミリフィルム上映が決定した。今回の上映は、監督を務めた原將人の新作ドキュメンタリー「焼け跡クロニクル」の公開を記念したもの。改装のため一時休館する東京・新文芸坐で、1月21日から披露される。

1997年に公開された「20世紀ノスタルジア」は、男女ふたりの高校生の映画作りを通して、未来への希望とふたりの間に芽生える愛情を描いた青春ファンタジー。「100回以上観た」という画家・奈良美智氏をはじめ熱心なファンが多く存在し、90年代青春映画の傑作として再評価の機運が高まっている。35ミリフィルムでの上映により、97年当時の雰囲気を追体験できる貴重な機会が実現。なお、上映時には特別ゲストの来場も予定されている。

画像2(C)2022『焼け跡クロニクル』プロジェクト

焼け跡クロニクル」(22年2月からシネスイッチ銀座で公開)は、原監督の身に起こった“自宅火災”のてん末をドキュメンタリー映画化した作品。18年7月、京都・西陣の原監督宅が、火災によって全焼した。出火原因は不明。家財道具の全て、保管していた過去作品のフィルム、映画機材を焼失し、原監督は火傷を追って入院。残された家族は公民館へ避難することになった。明日着る服も、帰る家もなく、映画監督の命である作品は燃え、生活するのに必要なものを何もかも失った。

火事当日からの10日間を、原監督のパートナー・真織氏が記録。本作は、火災当日の模様とゼロからの再起を、当事者自らが記録したドキュメンタリーとなっている。今回の情報解禁に伴い、ポスタービジュアルも披露されている。家族の温かな団らん写真の傍らに、原監督愛用の8ミリカメラとフィルムのイラストが添えられている。

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