竹内涼真VS横浜流星! 池井戸潤「アキラとあきら」映画化に主演
2021年11月24日 05:00
俳優の竹内涼真と横浜流星が、池井戸潤氏の人気小説を映画化する「アキラとあきら」に主演していることが明らかになった。三木孝浩監督のメガホンのもと今年7~9月に撮影を敢行し、無事にクランクアップ。零細工場の息子「アキラ」と大企業の御曹司「あきら」が、日本を代表するメガバンクを舞台に、4800人の人生をかけた戦いに挑むさまを描く。
「半沢直樹」「陸王」などで知られる池井戸氏が執筆した原作は2017年に書籍化され、同年にはWOWOWで連続ドラマ化。向井理と斎藤工が熱演を披露し、第34回ATP賞のテレビグランプリを獲得するなど高い評価を得た。今回の映画化発表に際し、ティザービジュアルも初披露。バンカーらしい清潔感あふれるスーツ姿の竹内、横浜が放つ鋭い眼差しが印章的で、宿命に抗い過酷な運命に立ち向かう男たちの生き様を予感させる仕上がりだ。
映画の舞台は、メガバンク「産業中央銀行」。新入社員の山崎瑛(やまざき・アキラ/竹内)と階堂彬(かいどう・あきら/横浜)は、同期の中で図抜けて優秀だが、正確は正反対。父の経営する工場の倒産、夜逃げを経験したため、人を救うバンカーになるという大志を抱く瑛と、老舗海運会社の御曹司に生まれ冷めた目で仕事に取り組む彬は、ライバルとして日々しのぎを削っていた。しかし、ある案件で理想と信念を押し通した瑛は左遷されてしまう。一方、順調に出世した彬の前にも血縁というしがらみが立ちはだかり、階堂家グループは倒産危機に陥る。グループ全社員とその家族4800人の人生がかかった危機的状況のなか、瑛と彬の人生が再び交差する。
竹内が演じる瑛は、どんな融資先にも全力でぶつかる、ひたむきで人情味あふれる銀行員。池井戸作品は、「下町ロケット」「陸王」に続き3作目となる。並々ならぬ思いを抱いて撮影に臨んだようで「大きな壁にぶち当たり、苦しんで、時にぶつかり合って奮闘するリアルな姿を表現することにこだわり、現場で三木監督や流星くんと話し合いながら、気持ちを込めて撮影しました」とコメントを寄せている。
一方、冷静沈着で頭脳明晰な銀行員だが、老舗海運会社・東海郵船の御曹司でありながら親族との軋轢や足の引っ張り合いに嫌気がさし、自ら跡継ぎの座から退いた過去を持つ彬に扮した横浜。池井戸作品に初出演となるが、「竹内くんとは見つめ合うシーンが多く、『照れるね』と笑いながらも熱く意見を交わし合い、2人の関係性を作っていきました」と明かし、撮影が充実していたことをうかがわせた。
三木監督にとって、竹内とは「青空エール」、横浜とは「きみの瞳が問いかけてくる」以来、それぞれ2度目のタッグとなった。ふたりの成長を目の当たりにし、「矜持の違いを火花を散らしながらぶつけ合う姿は、竹内涼真と横浜流星という今まさに勢いあるふたりの俳優の熱量とシンクロして現場で何度も心滾る瞬間がありました」と手応えのほどをにじませている。
「アキラとあきら」は、2022年夏に全国で公開。竹内、横浜、三木監督、池井戸氏のコメント全文は、以下の通り。
過去2作では企業側の立場でしたが、今作で初めて銀行マンを演じさせて頂きます!
大きな壁にぶち当たり、苦しんで、時にぶつかり合って奮闘するリアルな姿を表現することにこだわり、現場で三木監督や流星くんと話し合いながら、気持ちを込めて撮影しました。
全国の働くみなさんにエールを送れるような映画になっていると思います。
是非スクリーンでご覧いただけたら嬉しいです!
大企業の御曹司でありながら銀行員ということで、姿勢や立ち振る舞い、堂々とした存在感を意識していました。銀行員としても一から学びました。
竹内くんとは見つめ合うシーンが多く、「照れるね」と笑いながらも熱く意見を交わし合い、2人の関係性を作っていきました。
そんな2人のライバルでもあり硬い絆で結ばれている関係性は台本を読んで、素敵だなと思ったし、心が熱くなりました。
スピード感がありラストにかけて高揚感を感じてもらえると思いますのでお楽しみに。
矜持の違いを火花を散らしながらぶつけ合う姿は、竹内涼真と横浜流星という今まさに勢いあるふたりの俳優の熱量とシンクロして現場で何度も心滾る瞬間がありました。
この熱きカタルシスをぜひ映画をご覧になる皆さんにも味わっていただけたら嬉しいです!
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