山本直樹×廣木隆一×村上淳&菜葉菜 SMクラブに通う男と女王様のラブストーリー「夕方のおともだち」実写映画化、2月4日公開
2021年11月19日 18:00

過激な描写とメッセージ性の強い作品で熱狂的なファンな持ち、「レッド」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した鬼才漫画家・山本直樹の「夕方のおともだち」(イースト・プレス刊)が、廣木隆一監督によって実写映画化されることが決定。2022年2月4日に公開される。
ヨシダヨシオは、寝たきりの母親と暮らし、市の水道局に勤める、一見すると真面目な男。その一方で、筋金入りの“ドM”な一面を持っていた。夜になると街でただ一軒のSMクラブの“女王様”ミホの元に通いつめている。しかし、このところ、なぜかプレイに身が入らずにいた。その理由は、ヨシオをこの世界に目覚めさせ、彼の前から突然姿を消した“伝説の女王様”ユキ子。ヨシオは彼女のことが忘れられず、いつもどこかでユキ子の残像を追いかけながら暮らしていたのだ。そんなある日、ミホと釣りに出かけたヨシオは思いがけない場所でユキ子を見かけ、ミホを置き去りにして必死に追いかける。
ヨシダヨシオに扮するのは、廣木組には欠かせない村上淳。そして、ミホ役には、「赤い雪」の熱演が絶賛された菜葉菜。音楽は、廣木監督、村上と親交が深い大友良英、さらに大橋トリオのバラード「はじまりの唄」がエンディング曲に採用された。
このほど公開された海外版ビジュアルは、裸体のヨシオが狭い柵の中で手足を拘束され、ボンテージ姿のミホ女王様に責められている様子が写し出されている。SMプレイ中の刺激的なシーンではあるが、幻想的で美しい描写に山本直樹の世界観を廣木監督がどのように映像にしていくのか期待が高まる一枚だ。
特殊な環境で出会った男女の美しくも儚いラブストーリーの予想外のラストに待つのは、性別や趣味嗜好など関係なく、誰もが感じずにはいられない“癒し”と“愛”。大切な人との繋がりや、生きるということへのメッセージが込められた作品が誕生した。
山本直樹さんの原作に初めて出会った時の印象は何気なく過ごしている日常の大切さや人との距離を考えさせてくれるものでした。自分が大切にしてるものや自分が生きてると実感させてくれる瞬間を表現してる事でした。自分の秘密の花園はここにあるとドキドキした事でした。振り返るにはまだ早すぎるだろう、キャストや大橋さんの唄にはギリギリでも生きていけるそんな勇気を与えてもらえる。
僕はこれまで人に尊敬もされ、軽蔑もされてきたそんなごく当たり前の人生を送ってきています。疾走感に駆られた20代。多角的な不安と過ごした30代。そしてそれら全てが”糧”となった40代。50代はどうなるのか。その答えはいつもスクリーンにあるように感じます。
尊敬も軽蔑も受け入れることはできたけれどスクリーンにそっぽを向かれるような日々を積み重ねてはいけないとここまでなんとかやってこれてるのかもしれません。
この作品の立ち上がりから上映までの経緯は他のテキストに記されているでしょうから僕からは発しません。ただ廣木隆一監督に感謝しかありません。
それからの道のりはあまりにも長かったが、必ず実現できると信じモチベーションが落ちることは一度もなかった。待って待ってひたすら待ち続けた。
そしてたどり着いた地は今まで見たことがないような美しい夕焼けに覆われていた。
廣木監督、村上淳さん、そしてご尽力頂いた全ての方々に心から感謝です!
一日も早く、多くの皆様とスクリーンでお会いしたいです!
You've Got A Friend ! !
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