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男性機能を失った暴走老人の恋と悲哀 川端康成「眠れる美女」モチーフの艶笑コメディ「桃源郷的娘」22年1月21日公開

2021年11月14日 10:00

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アナーキーな老人の爆走する性と妄想力を描く
アナーキーな老人の爆走する性と妄想力を描く
(C)太田慶

川端康成の「眠れる美女」をモチーフに、アナーキーな老人の爆走する性と妄想力を描いた艶笑コメディ「桃源郷的娘」が、2022年1月21日公開される。

カナザワ映画祭 2018「期待の新人監督」に正式出品され、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で北海道知事賞を受賞した本作は、公園のベンチで居眠りしている娘に恋をした老浮浪者の恋を描くコメディ。既に男性機能を失っている主人公は、娘を抱くことが出来ないが、生涯の恋を叶えるために突拍子もないアイデアを思いつく。そして「寝ているだけでお金持ちになってステキな彼氏が出来る」ことを夢見る「お気楽娘」を待ち受ける摩訶不思議な出来事が展開する。

監督は、元日活社員の太田慶(「狂える世界のためのレクイエム」)。鈴木清順神代辰巳へのオマージュなど“日活愛”あふれる作品に仕上げた。主演はコント赤信号の小宮孝泰、ヒロインを演じるのは、浅草ロック座と大阪東洋ショーの踊り子も務めるセクシー女優の川越ゆい。主人公が公園で出会うガンジーを崇拝する若者役で永里健太朗、主人公の忠実な執事役でヘイデル龍生、行きつけの店の女将役で三坂知絵子が脇を固める。

桃源郷的娘」は、22年1月21日からアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

▼コメント
小宮孝泰(主演)】
 前作が観念的だったので、分かり易いエロとコメディの映画にしようよと私が提案したら、監督も同じ考えだったんだよね。役柄的には年齢も偏屈な性格も自分に近いのでやり易かった。かなり無理なセリフがある場面は、監督からの俺に対する挑戦状なのだと思って、アドリブも含めて頑張った。

ゲリラ撮影ゆえに、ロケ地の公園から追い出されたり、素っ裸の川越ゆいちゃんを背負って誰もいない夜明け前の海岸を走ったり、時には気合の入ったカメラマンや照明さん達と言い争いになったりもしたけど、それこそが作品を良くしようという生きた現場なんだという実感があったのは確かだ。

何より、こんなくだらなくて駄目エッチな作品が、ゆうばり映画祭で北海道知事賞をもらえたことに脱帽、まさにギャグみたいだね。

太田慶(監督・脚本・編集)】

「独立系映画を選ぶ際の基準はエロと暴力です」。某映画館の番組編成担当から聞いたこの言葉で「今度はエロをやろう」と決意しました。前作が「コメディなんだかシリアスなんだかよく分からない」と言われ、劇場公開に漕ぎつけるまで苦労したこともあって、今回は「売り」が分かりやすい作品を目指した訳です。川端康成の「眠れる美女」を読んだ時に「この“眠れる美女”はどんな人なんだろう?」と思ったことがあり、そこから妄想が膨らみました。

小宮さんなら「暴走老人」を面白く膨らませてくれるのでは?川越さんなら“天然”な「眠れる美女」を可愛く演じてくれるのでは?と思い、二人をキャスティングしました。川越さんは「寝てもペチャンコにならない胸」も決め手になりました。

「ゆうばりファンタ」での受賞は全く予想していませんでしたが、夕張のお年寄りの方々から「面白かったよ」と声を掛けられ、「暴走老人映画」が“届いた”ことを実感しました。1時間にも満たない軽いタッチのコメディですが、そこはかとなく流れる「哀愁」を感じ取ってもらえたら嬉しく思います。


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