ヘレン・ケラー描く「Helen & Teacher」にミリセント・シモンズ&レイチェル・ブロズナハン
2021年11月11日 08:00

盲ろう者の活動家ヘレン・ケラーと教師アン・サリバンを描く新作映画「Helen & Teacher(原題)」に、「クワイエット・プレイス」シリーズのミリセント・シモンズと「マーベラス・ミセス・メイゼル」のレイチェル・ブロズナハンが主演することがわかった。
米バラエティによれば、これまでヘレン・ケラーを題材にした作品のほとんどは健常者がケラー役を演じてきたが、今回の新作は自身も聴覚障害者でケラーの遠縁にあたるシモンズが演じる。米国立ヘレン・ケラー・センターの協力を得て、「アリスのままで」のウォッシュ・ウエストモアランドがレティシア・ミクレスと共同執筆した脚本をもとに監督を務める。
「Helen & Teacher(原題)」は、1900年代初頭、ラドクリフ女子大学に通うケラー(シモンズ)が世の中に対する見識を広げ性に目覚めるなかで、保守的なサリバン(ブロズナハン)と対立するようになり、サリバンが出版社の若く優秀な男性ジョン・メイシーに求婚されると、ふたりの友情に亀裂が生じていくさまを描く。
ウエストモアランド監督は「多くの人はヘレン・ケラーの子どもの頃のストーリーしか知りません。『Helen & Teacher(原題)』は大人になりかけている年代の彼女のなかに、革新的な世界を変えるような政治的意見が芽生えていく姿を描きます」と語っている。「Helen & Teacher(原題)」は2022年夏にクランクインの予定。
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