「パルプ・フィクション」未公開シーン追加ノーカット版がオークションに出品
2021年11月6日 10:00

クエンティン・タランティーノ監督が、代表作「パルプ・フィクション」に7点の未公開シーンを加えた“ノーカット版”をオークションに出品する。米Indiewireが報じた。
出品されるノーカット版には、手書きの脚本と、タランティーノ監督自身による解説も含まれるという。オークションは、世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」で行われる。
タランティーノ監督は、「ファンの皆さんに『パルプ・フィクション』の限定シーンをお見せできることに興奮しています」とコメントを発表。「シークレットネットワークとシークレットNFTは、ファンとアーティストを繋ぐまったく新しい世界を提供しており、私はその一部になれることに興奮しています」と述べた。
NFTとは、ブロックチェーン技術を用いて、デジタルデータの著作権や所有権などを証明するデータのこと。このNFTを利用したデジタル作品の取引手段はここ数年で急成長を遂げている。なかでもシークレットNFTとは、隠されたコンテンツや体験を生み出すために、プライバシーやアクセスコントロール機能を強化したNFTで、所有者は所有権の公開と非公開を選択できる。
タランティーノ監督の第2作「パルプ・フィクション」(1994)は、3つのエピソードが交錯するクライムサスペンス。カンヌ国際映画祭で最優秀賞のパルムドールを受賞したほか、タランティーノ監督は米アカデミー脚本賞に輝いた。
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