ポーランド映画祭2021、11月20日開幕 上映作品&スケジュール、イエジー・スコリモフスキからのメッセージ公開
2021年10月22日 08:00

2012年から始まり、日本未公開作からクラシックなど幅広いジャンルのポーランド映画を紹介してきたポーランド映画祭が、11月20日から東京都写真美術館ホールで開催される。今年は記念すべき10回目の開催となり、全7プログラム10作品を上映し、会期は11月20日~21日、23日、27日、28日の5日間。

クシシュトフ・キェシロフスキ監督生誕80年を記念し、キェシロフスキの短編ドキュメンタリー作品3本、またキェシロフスキの代表作「ふたりのベロニカ 4Kデジタルリマスター版」が上映される。またアンジェイ・ワイダ没後5年でもあり、ワイダ自身がポーランドの絵画がシーン作りにどのような影響を与えたかを明らかにするドキュメンタリー「アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション」とワイダの代表作「灰とダイヤモンド」をラインナップ。
そのほか、SF小説の金字塔「ソラリス」著者のスタニスワフ・レム生誕100年記念「ソラリスの著者」、ポーリッシュ・シネマ・ナウ!からは「私は決して泣かない」、アンコール上映では「イマジン」を予定している。映画祭詳細は、公式HP(http://www.polandfilmfes.com/)、公式SNSで告知する。

▼イエジー・スコリモフスキ監督(監修)からのコメント
日本の皆さまへ
今年で10周年を迎えるポーランド映画祭。2012年の第1回から関わってきた私にとって、とても感慨深いものがあります。そんな記念すべき年でありながら、コロナ禍の影響で昨年に引き続き我が国からのゲスト参加は中止になってしまいました。ただ作品自体の魅力がそれによって減ずるわけではありません。こんな今だからこそ芸術の力が必要になります。多種多様なポーランド映画を存分にお楽しみください。そして来年こそはお会いできることを楽しみにしています。
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