田中みな実、結婚観を明かす「自由でたくさんの選択肢があっていい」 ふくだももこ監督は満員の客席に涙
2021年10月19日 19:41

映画「ずっと独身でいるつもり?」の完成披露試写会が10月19日、都内で行われ、主演の田中みな実をはじめ、市川実和子、松村沙友理、徳永えり、稲葉友、ふくだももこ監督が登壇。映画初主演を飾った田中は「30代半ばで、独身で、働いているという共通項で一緒くたにされがちですが、映画のなかと私は別の人物なので、切り離してご覧いただいたほうが見やすいと思っています」と明かした。
本作は、原案・雨宮まみ氏、作画・おかざき真里氏の同名コミックを「おいしい家族」「君が世界のはじまり」のふくだ監督がメガホンをとり、実写映画化。田中が主人公・本田まみに扮し、やりがいある仕事や暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に揺れる30代の独身女性を演じた。

田中は「取材で『田中さんの人生そのままですね』とか言われるんですが、作品をご覧になってこういう感想を持たれる人はいないんじゃないかなと思います」と話し、「私も20代後半くらいのときに、結婚を一つの逃げ道として考えたこともあったなと懐かしく思い返したりしましたが、今は結婚に対してしたくないという気持ちもないし、しないと決めているわけでもないです」と結婚観を明かす。
続けて、「自分のペースで、良い方がいればしたいと思いますし、自由でたくさんの選択肢があっていいはずなのに、周囲の雑音にとらわれていることが多い。今日は女性の方も多いですが、見終わった後に自分の生き方を肯定できる気持ちになっていたら嬉しいです」と呼びかけた。

満員状態となった客席を見渡したふくだ監督は「久々にこういう景色が見られて……。去年も自分の映画が公開したのですが、舞台挨拶が1回もなくてリモートで」と久々の光景に涙を流し、「でもやっぱり映画ってこうやんなって。お客さんの顔があってスクリーンがあって、いろんなものを持って帰ってもらうのが映画やから、こういう風にできて嬉しいです」と感謝を伝えていた。
「ずっと独身でいるつもり?」は、11月19日に全国公開。
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