「最後の決闘裁判」リドリー・スコット監督のユニークなキャラ設定 フェラーリを運転していそうな男も
2021年10月9日 13:00
本作は、かつて友人同士であったカルージュ(マット・デイモン)とル・グリ(アダム・ドライバー)が、生死を賭けた戦いに挑むことになった、フランスで法的に認められた最後の決闘裁判と、その発端となったいまなお真相不明な事件の詳細を、カルージュ、ル・グリ、そしてカルージュの妻、マルグリット(ジョディ・カマー)の3人の視点から描く。
スコット監督は、それぞれのキャラクターをユニークなイメージで作り上げており、アカデミー賞も受賞した衣装デザイナーのジャンティ・イエーツ(「グラディエイター」)に「カルージュ=おしゃれな男でなく軍人気質」「ル・グリ=フェラーリを運転していそうな男」「マルグリット=カジュアルを好む貴族女性」というオーダーを出したそう。
特に色男として女性たちからの視線を集め、女性の噂が耐えないプレイボーイでもあるル・グリを演じたドライバーが着用する衣装は、ほぼ黒い衣装で統一。重厚で作りこまれた感じがあり、シャツにはすべて刺繍が施される工夫を施した。
戦争でも背中を預けるほどの親友だったカルージュとル・グリ。馬に乗って並び立つ2人の姿からは、その頃の友情がにじみ出ているのに対し、躍動感あふれる決闘シーンの写真も到着し、かつての旧友が命をかけて壮絶な戦いに挑むことになる数奇な運命を感じさせる。
「最後の決闘裁判」は、10月15日から全国公開。
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