ヨコハマ・フットボール映画祭2021、アワードグランプリは「壁を壊せ! ドイツ女子サッカー 台北の奇跡」に決定
2021年10月7日 22:00

ヨコハマ・フットボール映画祭2021はこのほど、10月9日の開幕に先駆けてYFFFアワード2021審査会を実施し、ドキュメンタリー映画「壁を壊せ! ドイツ女子サッカー 台北の奇跡」がYFFFアワード2021グランプリ、ベストチーム賞、ゲストプレイヤー賞の3冠に輝いたことを発表した。
同審査会は、Jリーグチェアマンの村井満氏、東京ヴェルディ所属の小池純輝選手、アルビレックス新潟レディースU-18出身で女優の栗林藍希氏、電動車椅子サッカー日本代表の永岡真理選手、ノンフィクションライターの宇都宮徹壱氏で構成されている。サッカーが持つ様々な可能性と魅力を伝える作品を表彰し、広く発信するために制定された。なお、映画祭当日は来場者の投票による観客賞を決定する。

3冠を達成した「壁を壊せ! ドイツ女子サッカー 台北の奇跡」は、女子サッカーが禁止されていた1980年初頭の西ドイツで、世界一を目指した女性アスリートの奮闘を発掘したドキュメンタリー。審査員の宇都宮氏は、「(西ドイツといえば)サッカー王国で、ヨーロッパの中でも文化的にとても成熟していて、男女平等が当たり前な国というイメージがあったのだが、まるで違っていたという驚き。ドキュメンタリーとしての質の高さもさることながら、いろいろ得られるものもあって本当に素晴らしい」と絶賛した。
審査員特別賞に輝いた「俺たちブロンリーボーイズ ヘタレなクラブの愛し方」は、地元のサッカークラブをこよなく愛する少年の冒険を描いたもの。ベストコーチ賞は、ロシアにブラインドサッカーを紹介し、深い愛情でロシア代表チームを指導しながら突然の解雇で混乱に陥るニコライ・ニコライ・ペレゴボイ(「VOY! 光と影の冒険」)が選ばれた。また、オーナーが二転三転しながらも市民クラブとしての再生に活路を見出したポーツマスFCにはベストクラブ賞、コロナ禍で無観客試合が続くなかクラブへの愛情を増していく城南FCサポーターにはベストサポーター賞が贈られる。
ヨコハマ・フットボール映画祭2021は10月9~15日、神奈川・横浜市内の3会場(かなっくホール、シネマ・ジャック&ベティ、横浜セネックス)を舞台に、「壁を壊せ! ドイツ女子サッカー 台北の奇跡」を含む10本のサッカー映画、4つのトークイベント、9つの展示ブースが楽しむことが出来る。9日には、「女子サッカーを旅する1日」として、サッカーを愛する女性を応援する6つのプログラムを展開するという。
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