生存のチャンスは1度、舌を引き抜け――　「ソウ」シリーズ最新作、“命の選択”ゲーム公開

完全なる新章となる今作は、過去シリーズと関係する登場人物は一新され、ジグソウの後継者を巡る物語をリセット。新しい“ジグソウを凌駕する猟奇犯”が登場する。クリス・ロック、サミュエル・L・ジャクソンらが出演し、「ソウ2～4」のダーレン・リン・バウズマン監督がメガホンをとった。

披露された映像は、冒頭に街のフェスティバルで、ひったくり事件が発生するシーン。現場を巡回していたボズウィック刑事は、猛ダッシュで逃げる犯人を追いかけると、怪しいマンホールに行きつく。マンホールの階段を降りたボズウィック刑事は、ブタのマスクを被った猟奇犯に襲撃され、目を覚ますと、舌を固定されまま地下鉄の線路上に吊るされていた。

目の前にモニターが置かれており、そこにブタマスクをかぶった猟奇犯が映し出されると「ゲームをしよう。2分後に地下鉄が来る。お前の決断次第で、ここが“命の終点”となる。お前は裁判で偽証し多くの無実の人々を刑務所に送り込んできた。生存のチャンスは1度。嘘をつき、人を騙すために使われた舌を引き抜け」と、 “命の選択”ゲームがスタートする。

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主人公のバンクス刑事を演じながら、製作総指揮を務めたロックは「人間関係のドラマが描かれているかと思えば、刑事もののアクションもあって、ちょっとした笑えるシーンもあり、極上の恐怖も十分に味わえる。観客を欺いてリラックスさせたかと思えば、恐怖に震えさせたり、おもしろいせりふで笑わせたり、っていう描写の繰り返しなんだ。要するに、見たいと思うものがすべて詰まっているんだ。もちろん、素晴らしいトラップの数々もね。そうそう、この作品に登場するトラップはいままでの『ソウ』シリーズとは一味ちがっているんだ」と、新章ならではの魅力を語っている。

「スパイラル　ソウ オールリセット」は、9月10日から全国公開。