サミュエル・L・ジャクソン、「ソウ」最新作でも放送禁止用語 脚本家「絶対に登場させると決めた」
2021年8月28日 12:00

スリラー映画「ソウ」シリーズの最新作「スパイラル ソウ オールリセット」から、サミュエル・L・ジャクソンの登場シーンが披露された。放送禁止用語を巧みに操ることで知られるジャクソンだが、本作でもおなじみのあるセリフを披露し、さすがの存在感を発揮している。
不気味な渦巻模様と青い箱を手掛かりに、同僚警察官が犠牲となった事件を捜査する主人公ジーク(クリス・ロック)が、身体を休めるために自宅に帰ると、鍵をかけたはずのドアが開いていた。

“ジグソウを凌駕する猟奇犯”が狙ってきたのではと思い銃を構えながら入室するジーク。そこに居座っていたのは、伝説的刑事として名高いジークの父マーカス(ジャクソン)だった。「父親に銃を向けるのか? お前をぶっ殺したかも」と、放送禁止用語を駆使しながら息子を威圧するが、実は息子を心配して様子を見に来ていたマーカス。息子に寄り添う優しい父親のようだが、犠牲となった刑事とも顔見知りであったマーカスにさまざまな想像が膨らむシーンとなっている。
あわせて、共演者、スタッフがジャクソンとの共演について語るコメントも公開された。脚本のジョシュ・ストールバーグによる「脚本を書きながら、この作品でも『マザーファッカー』が聞けるかもと期待した」というエピソードなど、撮影の裏側も語られている。
僕はサミュエル・L・ジャクソンと親子の役を演じたわけだけど、うまくいったんじゃないかなと思う。年齢的にもね。サムのことを誰もが絶賛する。まさに、何をするにしても素晴らしいってね。サミュエル・L・ジャクソンのすごい所は、撮影現場で会って10秒後にはもう役に入っている。またサムのセリフには説得力があるんだ。それほど素晴らしい俳優ってことだよね。作品をひとつ上のレベルに引き上げてくれる力がある。サミュエル・L・ジャクソンが出てくると、本物の映画を観ている気持ちにさせてくれるんだ。
サムは天才的な才能があって、現役の俳優の中で最も素晴らしい人物のひとりで、憧れの存在なんだ! サムと同じ空間にいるのも、同じチームで作品を作れることも、ものすごく恐れ多いことのような気がした。「スパイラル ソウ オールリセット」にサムが参加してくれて、僕たちは本当に幸運だった。
誰もが憧れる役者が出演する作品の脚本を書くとき、一種の不安が確かに生まれる。それがサミュエル・L・ジャクソンの様な、偉大な俳優ならなおさらだ。脚本を書きながら、この作品でも「マザーファッカー」が聞けるかもと期待したんだ。サミュエル・L・ジャクソンがキャスティングされた時点で、その言葉は絶対にセリフの中に登場させるんだと決めたんだ。
現場の演技で最も印象に残っているのが、撮影初日の1テイク目、彼の最初のセリフだ。グラスを壁に投げつけて「マザーファッカー」と怒鳴るシーンで、カットがかかると、カメラのほうを向いて「さて、これでひとつ片付いたね」と言ってくれたんだよね(笑)。
「クール」という言葉はサムのためにあるようなものだと思った。サムがセットに入ってくると、現場は良い意味の緊張感で満たされる。その存在感と周りの空気が変わっていくのを肌で感じることができたのは、最高の経験になった。自分が監督を手がける作品にサムが出演したなんて、ある意味今でも信じられないよ。
「スパイラル ソウ オールリセット」は9月10日から全国公開。
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