救いを求め、堕ちてゆく――万田邦敏監督新作「愛のまなざしを」公開日&ポスター発表
2021年8月21日 07:00
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万田邦敏監督(「UN LOVED」「接吻」)の最新作「愛のまなざしを」の公開日が11月12日に決定。あわせて、「救いを求め、堕ちてゆく」というコピーが添えられたポスタービジュアルと、キャストの中村ゆり、片桐はいりのコメントも披露された。
本作は、第54回カンヌ国際映画祭の批評家週間に出品され、レイル・ドール賞とエキュメニック賞をダブル受賞した「UN LOVED」、。小池栄子と豊川悦司が主演を務め、第23回高崎映画祭で最優秀作品賞に輝いた「接吻」とに続く“愛の三部作最終章”。両作と同じく、万田監督の妻・万田珠実が共同脚本として参加。主演の仲村トオルが現実と幻想の区別がつかなくなる精神科医を演じ、杉野希妃、斎藤工、中村ゆり、藤原大祐、片桐はいり、ベンガル、森口瑤子が出演している。
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亡くなった妻に囚われ、夜ごと精神安定剤を服用する精神科医・貴志(仲村)のもとに現れたのは、モラハラの恋人に連れられ患者としてやってきた綾子(杉野希)。恋人との関係に疲弊し、肉親の愛に飢えていた彼女は、貴志の寄り添った診察に救われたことで、彼に愛を求め始めた。一方、妻・薫(中村)の死に罪悪感をいだき、心を閉ざしてきた貴志は、綾子の救済者となることで、自らも救われ、その愛に溺れていく。
だが、2人のはぐくむ愛は執着と嫉妬にまみれ始め、貴志の息子・祐樹(藤原)や義父母との関係、そしてクリニックの診察にまで影響が及んでいく。そんな頃、義弟・茂(斎藤)から綾子の過去について知らされ、さらに妻の秘密までも知ることとなり、貴志は激しく動揺する。自身の人生がぶれぬよう、こらえてきた貴志のなかで大きく何かが崩れていく。
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「愛のまなざしを」は、11月12日から渋谷ユーロスペース、池袋シネマ・ロサ、キネカ大森、イオンシネマほか全国順次公開。貴志の亡くなった妻・滝沢薫役の中村、貴志のメンタルクリニックに勤める職員・池田を演じる片桐のコメントは、以下の通り。
脚本を拝読した時、これはどういう映画になるんだろう…と、不思議な気持ちになりました。しかし、この作品の脚本、監督だけにしかない、画と言うか、詩、言葉があるような気がして、覗いてみたい気持ちになり、参加させていただきました。
私が演じた役は、関わった人に光も影も残して行くような人です。
孤独や弱さに翻弄され、もがきながら、それでもサバイブしていく人達をぜひご覧ください。
万田監督の、超高感度のセンサーが隙なく張り巡らされたような現場に、薄氷をふむような気持ちで挑みました。さらに仲村トオルさんと杉野希妃さんの間には、一触即発の危ない糸がからみあっていて、わたしはよけいな波動を起こしてセンサーを発動させぬようにと必死でした。めまいがしました。ですから皆さんも、自らの胸の内でどうにも気にかかるひとつの絵を探すために深夜の美術館に忍び込むような、そんな心持ちで、映画館に、劇場の暗闇に潜入していただければと思います。
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