所属エージェンシーから契約解除のシャイア・ラブーフ、「キング・オブ・ニューヨーク」監督次回作で俳優業に復帰か
2021年8月20日 18:30
「キング・オブ・ニューヨーク」「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」の鬼才アベル・フェラーラの次回作で、シャイア・ラブーフが俳優業に復帰する可能性が浮上した。
米バラエティの独占インタビューに応じたフェラーラ監督は、「いまちょうど、“ピエトレルチーナのピオ”の俗称で知られるイタリアの聖人、ピオ神父を題材にした映画を準備しているところだ。政治的混乱に陥った第1次世界大戦直後のイタリアを舞台に、のちに聖痕を得て聖人へと祭り上げられたピオ神父の苦悩を描く内容で、シャイア・ラブーフには物語の中心となる若き修道士時代のピオ役で主演してもらうつもりだ」と明かした。
長年あたためていた企画であり、かつてないスケールの大作になると語ったフェラーラ監督はまた、10月末にイタリア南部プーリア州で撮影を開始する予定であることも明かした。
ラブーフは、不法侵入や飲酒運転、公共の場での酩酊、バーでのけんか騒ぎなどの警察沙汰に加えて、撮影現場での暴言、暴挙といった度重なる問題行動により、以前から“ハリウッドきってのトラブルメーカー”のレッテルを貼られていた。2020年12月には、元恋人で英ミュージシャンのFKAツイッグスから交際期間中の性的暴行および精神的虐待で起訴されたことを受け、オリビア・ワイルド監督の新作から解雇されただけでなく、所属する米大手タレントエージェンシーCAAからも契約を解除されるなど、キャリア存続の危機に立たされていた。